野焼きの温度状況

2010年01月27日

菅生沼の野焼き(3)野焼きの温度状況

菅生沼の野焼き(3)野焼きの温度状況
◆日時:[2010]平成22年1月24日(日)9:00〜12:00
◆場所:常総市菅生町無量寺下菅生沼
◆集合:菅生大橋下空き地
◆目印:法師戸水門(こげ茶色の巨大な建造物)
◆問合:坂東市大崎ミュージアムパーク茨城県自然博物館
◆目的:絶滅が心配される植物の生育環境を守る

火炎地獄・燎原の火
 乾いた枯れ草は燃えやすくオギ原に点火するとまたたく間に燃え広がります。
オギが密集したあたりの炎は天を焦がすほど吹きあがり、堆積した枯れ草からは黒煙が立ちのぼり、火炎が風を呼び、灰が舞う。炎と黒煙と風が渦巻き「ゴーゴーッ、ドッドドドーッ、ドッドッドドーッ」と地鳴りのような音が聞こえてきます。
竜吐火炎の如し、まさに「燎原の火」、灼熱地獄。
そばで写真など撮っていられない、一時風上に避難します。

◎野焼きの温度
今回指導いただいた野焼きの研究で知られる岐阜大学の津田准教授は、温度計を数か所に設置して温度を記録しており、その温度は地表面よりの高さで次のような値が観測されています。
100センチ・・・200〜300℃
30センチ・・・・500℃(最高温度)
0センチ・・・・・20〜40℃(ほんわかあたたかい程度の上昇)
-2,-5,-10センチ・・地下では温度の上昇はない

このことから多年草であるタチスミレの根っこは焼けずに保護され、3月になるとあおい新芽が発芽することが期待されます。
菅生沼の野焼きオギ菅生沼の野焼きオギ







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cjs0188 at 00:49|PermalinkComments(0)
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