真壁のひなまつり

2009年02月21日

真壁のひなまつり(6)西岡商店

真壁のひなまつり(6)西岡商店
真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

 登録文化財の建物内部とお雛様が同時に見せてもらえるのがうれしい「真壁のひなまつり」です。
西岡商店の雛人形は昭和初期の七段飾り、神殿作り雛など、たくさんのお雛様が展示されています。
当主のご兄弟や親戚筋から預かったお雛様だそうです。
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かつて醤油の醸造を行っていた蔵には、煉瓦造りの焙煎機とカマドが暗闇の中に鎮座し往時盛んに小麦を焙煎したことがうかがわれます。
常陸太田の米菱醤油では現在も煉瓦造りの焙煎機が活躍しています。
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2009年02月18日

真壁のひなまつり(5)旅籠ふるかわ

真壁のひなまつり(5)旅籠ふるかわ
真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

 登録文化財の建物内部とお雛様が同時に見せてもらえるのがうれしい「真壁のひなまつり」です。

 最初に訪れた時(2003年1月13日)には建物の外観を見てまわり、2004年2月のひなまつりでは建物の内部とお雛様を見せてもらい、その後のひなまつりの時期には毎年訪れています。
お店の人に建物の由来やお雛様のことなどを聞くのがたのしみでした。

 ところが最近、通りや店先には訪れる人の波で埋まっている有様で、うれしい悲鳴ではありますが、なかなか店の中にはいることもあたわず、外観のみの見学になる場合があります。

旅籠ふるかわ
 座敷に囲炉裏、風呂は五右衛門風呂、庭に手押しポンプを発見。
子どものころの風呂はまさに五右衛門風呂、小学校の中庭に手押しポンプがあったことが思い出されます。

 五右衛門風呂につかって昔日の事柄を思い出したいけれど、旅籠ふるかわでは女性限定一日一組の宿泊をうけているとのことでした。
宿泊される方は五右衛門風呂の底板を踏み外さぬよう、釜に直接体が触れないように気をつけてください、熱いですから。
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2009年02月15日

真壁のひなまつり(4)真壁白井座

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場
 真壁白井座が発足して大勢の人々にささえられ活動を続けて7年、真壁のひなまつりに訪れるみなさんに感謝の意味をこめて上演されました。
演技終了後人形浄瑠璃についての説明がありました。

太夫の佐藤さんから説明
太夫は天台に置かれた床本を基に義太夫節で物語を語り、登場人物の動作や心情などを表現します。
一人で老若男女を演じ分けます。
太夫の語りは、芝居全体の雰囲気を演出する重要な役目です。

三味線の富山さんから説明
太夫の語りに合わせた伴奏の役目ばかりでなく、人形の動きをリードしたり、その場の情感を巧みに表現します

人形遣いの柳田さんから説明
人形は3人の人形遣いが担当します。
人形の首、表情、右手を操作する「主遣い(おもづかい)」、
左腕を操作する「左遣い」、足を操作する「足遣い」です。
主遣いは他の2人の人形遣いより高い位置で操作するため舞台下駄をはきます。
細かい感情表現を出す場合は黒頭巾と黒衣に身を包みます。
子供の人形には足があるが大人の人形には足がない。

真壁白井座ではいっしょに活動する座員を広く募集しています。

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2009年02月13日

真壁のひなまつり(3)傾城阿波の鳴門

真壁のひなまつりー和の風第七章ー

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
 ふるさと徳島に帰省した折、阿波の十郎衛兵屋敷で毎日公演しているこの演目を数回見たことがあります。
真壁白井座の公演も第1回公演から欠かさず見て、西塩子の回り舞台でも数回見ました。
同じ演目を都合10回ほど鑑賞しましたが、それでも飽きないでそのたびに泣いてしまいます。
 表情の変わらない人形にこれほどまでに引き込まれるのは何故なのか。
人形使いの巧みなさばき方、悲しいまでの太夫のせりふ、盛り上げる三味線の音がコラボレートして、見る者を引きこんでやまない素晴らしさがあります。
 
 上演床本は関西弁で書かれ阿波弁に近いので、「ふるさとの訛り聞きたし・・・」の思いで鑑賞しています。

人形浄瑠璃 真壁白井座第2回公演(平成17年3月13日)上演床本より
「イエイエ、恋しいとと様やかか様、たとへいつまでかかってなと、尋ねふと思ふけれど、悲しい事は一人旅じゃて、どこの宿でも泊めてはくれず、野に寝たり、山に寝たり、人の軒の下に寝てはたたかれたり、こはい事や悲しい事も、とと様やかか様と一所に居たりゃ、こんな目には逢ふまいものを。
どこにどうして居やししゃんすぞ。
あいたい事じゃあいたいことじゃ、逢いたい」と、わっと泣き出す娘いり、見る母はたまりかね・・・
「アイアイ、かたじけなふござります。
お前がそのようにいふて、泣いて下さりますによって、どふやらかか様の様に思われて、わしゃここがいむとむない。
どんな事なと致しませふ程に、申しお家様、お前のお傍にいつまでも、私を置いて下さりませ。」・・・・
泣く泣く立つを引きとどめ・・・

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2009年02月11日

真壁のひなまつり(2)傾城阿波の鳴門

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場
「トザイトーザイ 本日演じまするは、太夫佐藤・・、三味線富山・・、人形真壁白井座・・トザイトーザイ」

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
両親を探し歩く巡礼姿のお鶴、お弓は話を聞いて実の娘と気づきますが、名のってはかえってお鶴に難儀がかかると、髪を直して泣く泣く追い返すお弓。
でも、思い返してあとを追うのでした。
親子の情愛と浮世の不条理が描かれ涙無くしては鑑賞できない演目です。

人形浄瑠璃 真壁白井座第2回公演(平成17年3月13日)上演床本より
「イエイエ勿体ない、何のうらみませふ。
恨みる事はないけれど、小さい時別れたれば、とと様やかか様の顔も覚えず、余所の子供衆が、かか様に髪結ふて貰ふたり、夜は抱かれて寝やしやんすを見ると、わしもかか様があるなら、あの様に髪結ふて、貰ふものと羨ましうござんす。
どふぞ早ふ訪ねて逢いたい。
ひょっと逢はれまいかと思へば、そらが悲しうござんす。」・・・

 太夫の佐藤さんがこのくだりに差し掛かると悲しげな雰囲気になり、富山さんの三味線の音が哀れを誘い、見ている者はウルウルと涙がにじんできます。
今回の上演では、人形使いが黒子頭巾をかぶって、舞台が低く近いのでよけいに情感が伝わってきました。
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2009年02月09日

真壁のひなまつり(1)真壁白井座

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場
真壁白井座が発足して大勢の人々にささえられ活動を続けて7年、真壁のひなまつりに訪れるみなさんに感謝の意味をこめて上演されました。

 通常人形浄瑠璃は屋内の舞台で上演されることが多いものですが、今回は冬晴れの青空の下で行われました。
蔵や屋根を背景に、お鶴・お弓の白い顔が浮き出て情景が増幅されたように感じました。

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
「父(とと)さまの名は阿波の十郎兵衛、母(かか)さまはお弓と申します」
両親を探し歩く巡礼姿のお鶴、お弓は話を聞いて実の娘と気づきますが、名のってはかえってお鶴に難儀がかかると、髪を直して泣く泣く追い返すお弓。
でも、思い返してあとを追うのでした。
阿波人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」の有名な一節で、親子の情愛と浮世の不条理が描かれ涙なくしては鑑賞できない演目です。

人形浄瑠璃 真壁白井座第2回公演(平成17年3月13日)上演床本より
「巡礼に御報謝」・・・
「アイ、国は阿波の徳島でござります」・・・
「イエイエ、そのとと様やかか様に逢ひたさ故、それでわし一人、西国するのでござります」・・・
「アイ、どふしたわけじゃ知らぬが、三ツの年に、とと様やかか様も、わしをばば様に預けて、どこえやら行かしやんしたげな。それでわしは、ばば様の世話になって居たけれど、どふぞとと様やかか様に逢ひたい、顔が見たい。それで方々と、訪ねてあるくのでござります」
「シテ親達の名は、何といふぞいの」
「アイ、とと様の名は十郎兵衛、かか様はお弓と申します」・・・
真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)






真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)






真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)

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2009年02月01日

2月4日真壁のひなまつり

たくさんのお雛様を飾って真壁のひなまつりが始まります。

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

(昨年度川島洋品店での展示風景です。2008-2-24撮影)
真壁のひなまつり08-02-24(17)川島洋品店真壁のひなまつり08-02-24(17)川島洋品店






真壁のひなまつり08-02-24(17)川島洋品店真壁のひなまつり08-02-24(17)川島洋品店

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