大前(おおさき)神社大大神楽(7)岩戸開きの舞

2010年04月05日

大前神社大大神楽(7)岩戸開きの舞

大前(おおさき)神社大大神楽(7)岩戸開きの舞
◆日時:[2010]平成22年3月28日(日)13時から16時
◆場所:大前神社 栃木県真岡市東郷937
北関東自動車道全線開通に向けて、北関東三県 栃木・茨城・群馬 の交流をさらに深まめる一助として、伝統文化の発掘紹介を行ないたいと考え、機会があれば神楽や獅子舞などの伝統的行事やお祭りの取材を行なっていきたいと思います。

 3月28日 大前神社春季大祭(祈年祭)において大大神楽の奉納がありました。
当日社務所からいただいた、下記資料中に演目と解説がありこれを手がかりに取材しました。「芳賀郡市の民俗芸能「太太神楽」を中心にして」(栃木県神社庁芳賀支部平成18年8月19日発行)

 大前神社に伝わる大々神楽は、江戸時代の寛政7年(1795年)に伊勢の神宮より伝えられたものと言われており、大前神社の祭礼では、祈年祭(3/28)・例大祭(11/9・10)・新嘗祭(11/27)・節分祭(2/3)に神楽殿で奉納されています。

 本来 大前神社大大神楽では12の演目がエントリーされていますが、この日は7場面のみ披露されました。

(7)岩戸開きの舞
 天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸にお隠れになり、世界が闇に閉ざされてしまいます。
 そこで踊り上手な天鈿女命(あめのうづめのみこと)が岩戸の前で神楽をにぎやかに踊ると、「何事か?」と天照大神が外を見ようとしてわずかに開けられた岩戸を、隠れていた手力雄命(たぢからおのみこと)が金剛力をもって開き、天照大神の出現を喜びます。
暗い世界から世の中が明るくなった、という神話が神楽に表現されており、岩戸を抱えた手力男命が大地を踏み鳴らして勇ましく舞う姿は見事です。

大前神社大御神楽10-3-28(7)岩戸開きの舞大前神社大御神楽10-3-28(7)岩戸開きの舞







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