一つ目のワラ人形

2010年09月12日

タバンカ祭(1)一つ目のワラ人形

タバンカ祭(1)一つ目のワラ人形
◆開催日時:[2010]平成22年9月12日(日)・14日(火)午後7:00〜8:30
◇開催場所:大宝八幡宮
       茨城県下妻市大宝667
◇問合わせ:0296-44-3756

「タバンカ祭」の名が起こり
 火は、古代から神聖な存在とされ信仰の対象としてあがめられ、真壁の「かったて祭り」福島県須賀川の「松明あかし」など松明をテーマにした様々なお祭りが行なわれている中で、大宝八幡宮のタバンカ祭はまったくの奇祭といっていい、ここでしか見られない火祭です。

 その起源は応安3年(1370年)に大宝寺別当の賢了院が出火した際に、畳と鍋蓋を使って火を消し止めたという故事に因んでいます。
 この祭りでは燃え上がる御神火の周りを囲んだ氏子の若者7人が、畳や鍋蓋をバタンバタンと石畳に叩きつけるそのすさまじい音から「タバンカ祭」の名が起こったといわれています。

「一つ目のワラ人形」の伝説
 昔むかし大宝沼に大きな白蛇がすんでいていました。
秋になると白蛇が大宝近郊の家の屋根に白羽の矢を立てます。
その家では娘を白蛇に差し出さなければなりません。
差し出さなければ白蛇の怒りにふれ大嵐大洪水などにより農作物が獲れなくなります。
近郊の人たちが集まって考えた末、「一つ目のワラ人形」を作って白蛇に差し出しました。
白蛇はびっくりして大宝沼から姿を消してしまいました。その後村々は豊かな稔りが続いたとことです。
 
9月15日秋の大祭(大宝まち)の夜神事が行なわれ、ワラ人形に一つ目を入れて後、川に流す。
ワラ人形の足の指、手の指まで丁寧に作られています。
タバンカ祭10-9-12(1)一つ目のわら人形タバンカ祭10-9-12(1)一つ目のわら人形







(左)タバンカ祭は別名「冬瓜まつり」とも呼ばれ、冬瓜の煮物と白ご飯を神前に献ずる。
(右)松明に御灯明から火を移す際に使われる大王松の松葉
タバンカ祭10-9-12(1)一つ目のわら人形タバンカ祭10-9-12(1)一つ目のわら人形






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cjs0188 at 18:15|PermalinkComments(0)
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