マダラ鬼神祭

2012年04月13日

雨引観音でマダラ鬼神祭が行われました。

祭り名;マダラ鬼神祭
寺院名;雨引山楽法寺(雨引観音)

場 所 :茨城県桜川市木本
開催日 :[2012]平成24年04月08日(日)午前11時〜午後12時00分
天 候 :晴れ 暖かい 桜ソメイヨシノはまだ未開花、河津桜が8分咲き

○マダラ鬼神登場
午前11時になると楼門から行列が石段を登りはじめます。

行列の順序
1.僧侶1人
2.金棒持ち2人
3.ほら貝1人
4.けん族といわれる白鬼、赤鬼、茶鬼、緑鬼、紫鬼が手に松明を持って石段をのぼり、結界を通過後本堂に上がります。
5.のぼり2本
6.稚児(女子)5人。かわいい稚児たちも無事に石段を登りきり、多宝塔前にお座りしました。
7.ドラと鉦2人
8.寺侍15人
9.カゴ4人
10.行列が登りきったあとマダラ鬼神が石段を登り、境内の結界に入ります。

○柴燈護摩供養 
 竹矢来の内側には、柴燈護摩壇がすえられ、そのまわりに檀家の人々や鬼神が並びます。
導師の続経の声、檀家代表のあいさつ、太鼓の響き、導師が抜刀してお祓い、護摩壇に点火、白煙もくもく、燃え盛る炎に塩をまいて供養、檀家の人々のお参り、護摩木を炊くなどの所作が行われました。
この所作には厄除け、悪魔祓い、招福の願いが込められています。

○鬼踊り
護摩祈祷が終ると、導師、僧侶は本堂へ。
摩多羅鬼神と赤鬼、白鬼など5人の眷属(けんぞく)は護摩壇の周りに位置取りし、手に持った松明に護摩壇の火を採火します。

この火のついた松明を振りかざしながら踊るわけですが、その動作は斧で木を切る動作を模しています。
摩多羅鬼神が「ドム」、鬼は「ホイ」と掛け声をかけながら、松明を振り上げ振り下ろし木を切る所作を行います。(「アバラーとも言っているようですが良くわからない鬼語です。)

1回の動作が終ると60度移動し、同じ動作を行います。
これを3回180度の動作で踊りは終わり、松明を消して本堂へあがります。

○破魔矢
この祭りのクライマックスはやはり朱塗りの本堂の回廊から摩多羅鬼神たちが放つ破魔矢。
四苦を意味する49本の破魔矢を観客の頭上高く弓を引き放ちます。
鬼が5人と摩多羅鬼神 合わせて6人×8本=48本。残る1本は摩多羅鬼神が最後に放ちます。
破魔矢を拾って持ち帰ると無病息災、家内安全に御利益があるとされ、人々は競い合ってこの破魔矢を拾うことに力を注ぎます。

マダラ鬼神祭12-04-08鬼の行列マダラ鬼神祭12-04-08鬼の行列






マダラ鬼神祭12-04-08鬼の行列マダラ鬼神祭り12-04-08ゴマ炊き






マダラ鬼神祭り12-04-08ゴマ炊きマダラ鬼神祭り12-04-08ゴマ炊き






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2008年04月18日

摩多羅鬼神祭 破魔矢

雨引観音摩多羅鬼神祭
開催日時:平成20年4月13日(日)11時から12時30分
場  所:雨引山楽法寺(雨引観音)
桜川市本木(旧大和村)

この祭りのクライマックスはやはり朱塗りの本堂の回廊から摩多羅鬼神たちが放つ破魔矢。
四苦を意味する49本の破魔矢を観客の頭上高く弓を引き放ちます。
鬼が5人と摩多羅鬼神 合わせて6人×8本=48本。残る1本は摩多羅鬼神が最後に放ちます。

破魔矢を拾って持ち帰ると無病息災、家内安全に御利益があるとされ、人々は競い合ってこの破魔矢を拾うことに力を注ぎます。
回廊のすぐ下の掲示板の影で幼い女の子二人が「わたしにもちょうだ〜い、こっちこっち。」と手を振っていましたが、ちょっとあぶないですね。

○四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦しみの分類。
根本的な苦しみを生・老・病・死の四苦とし、四苦に加え、愛別離苦(あいべつりく、愛するものと分かれなければならない苦しみ)、怨憎会苦(おんぞうえく、憎んでいる対象に出会う苦しみ)、求不得苦(ぐふとくく、欲しいものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦(ごうんじょうく、心身の機能が活発なため起こる苦しみ)の四つを加えて八苦という。(ウィキペディアより)
雨引観音マダラ鬼神祭破魔矢雨引観音マダラ鬼神祭破魔矢






雨引観音マダラ鬼神祭破魔矢雨引観音マダラ鬼神祭破魔矢







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2008年04月17日

摩多羅鬼神祭 鬼踊り

雨引観音摩多羅鬼神祭
開催日時:平成20年4月13日(日)11時から12時30分
場  所:雨引山楽法寺(雨引観音)
桜川市本木(旧大和村)

 日本の二大摩鬼神祭の一つといわれる雨引観音の伝統の行事「摩多羅鬼神祭」が8年ぶりに復活し、少雨寒冷な気温ながら行われました。


マダラ鬼神祭の由緒については「ぎゅちゃんのお祭り写真帖・マダラ鬼神祭」をご覧ください。

護摩祈祷が終ると、導師、僧侶は本堂へ。
摩多羅鬼神と赤鬼、白鬼など5人の眷属(けんぞく)は護摩壇の周りに位置取りし、手に持った松明に護摩壇の火を採火します。
この火のついた松明を振りかざしながら踊るわけですが、その動作は斧で木を切る動作を模しています。
摩多羅鬼神が「ドム」、鬼は「ホイ」と掛け声をかけながら、松明を振り上げ振り下ろし木を切る所作を行います。
1回の動作が終ると60度移動し、同じ動作を行います。これを3回180度の動作で踊りは終わり、松明を消して本堂へあがります。

実に簡単、6時間待っていた割りにはあっけなく、良いショットを撮る間なく展開していきます。

これは祭りではありますが護摩祈祷のうちのひとつの所作であって、庶民の祭りのような芸能ではないと考えられます。
(東金砂神社の田楽のうち「三鬼舞」というのがありますが、これも実に簡単、右に三回左に3回斧や鉄棒を振りかざすだけで終り、原初神事に近い形です。)
雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り






雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り






雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り雨引観音マダラ鬼神祭鬼踊り

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2008年04月14日

雨引観音マダラ鬼神祭

開催日時:平成20年4月13日(日)11時から12時30分
場  所:雨引山楽法寺(雨引観音)
桜川市本木(旧大和村)

 安産と子育て祈願で知られる雨引山楽法寺(雨引観音)でめずらしいマダラ鬼神祭が行われました。
京都・広隆寺の摩多羅祭とともに日本二大鬼神祭の一つ雨引観音マダラ鬼神祭が八年ぶりに復活したものです。
(撮影場所を確保するため朝4時起床、水戸経由現地着6時、それでも2番のり。お祭りがはじまると大混雑し、過酷な一日でした。)

ソメイヨシノは散り急ぎ、八重桜は2,3分咲きでほのかな良い色に染まっています。
雨引観音マダラ鬼神祭雨引観音マダラ鬼神祭







多羅鬼神祭に先立ち護摩炊きがおこなわれました。
雨引観音マダラ鬼神祭雨引観音マダラ鬼神祭






四苦を払うという意味で49本の矢が放たれ、我先にと矢を拾う人々でごった返しています。
雨引観音マダラ鬼神祭雨引観音マダラ鬼神祭






鬼神と稚児の記念撮影。
たまにはカメラマンも餅拾い、御利益。
雨引観音マダラ鬼神祭雨引観音マダラ鬼神祭

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