カワラケを投げる

2010年09月13日

タバンカ祭(2)神事 カワラケを投げる

タバンカ祭(2)神事 カワラケを投げる
◆開催日時:[2010]平成22年9月12日(日)・14日(火)午後7:00〜8:30
◇開催場所:大宝八幡宮
       茨城県下妻市大宝667
◇問合わせ:0296-44-3756

「タバンカ祭」の名が起こり
 火は、古代から神聖な存在とされ信仰の対象としてあがめられ、真壁の「かったて祭り」福島県須賀川の「松明あかし」など松明をテーマにした様々なお祭りが行なわれている中で、大宝八幡宮のタバンカ祭はまったくの奇祭といっていい、ここでしか見られない火祭です。

 午後7時花火の合図とともに拝殿では氏子所役が着座したのち、宮司により祝詞奏上、お祓い、玉串奉奠、お神酒頂戴などの神事が行なわれます。
 この祭りは別名「冬瓜まつり」とも言われ、神前に冬瓜の煮物と白いご飯を供えます。
さらに御神前に巴型に並べられた畳4枚とその中央の鍋蓋の上の素焼きの杯(カワラケ)に、ご飯と冬瓜の煮物を一つづつ盛り付け、玉串拝礼の後、太鼓の音に乗って祭りの所役である白装束の氏子青年7名が畳や鍋蓋ごとカワラケを拝殿前に放り投げます。
 カワラケを拾った人は病気をしないといわれ、集まった人々が競って拾います。私も破片を2個拾いました、ご利益ご利益。

 次にあらかじめ拝殿前に供えられた麦わら製の大松明に点火する動作に入ります。
神前の御灯明の火をロウソクに移し、さらに大王松の松葉の束に点火、所役二人が抱えた大松明を中央で交差させここに松葉の炎をかざすとたちまちのうちに火炎に包まれ、これを門前のかがり火が炊かれている位置まで抱えて運びます。

 「タバンカ祭」のその起源は応安3年(1370年)に大宝寺別当の賢了院が出火した際に、畳と鍋蓋を使って火を消し止めたという故事に因んでいます。
 この祭りでは燃え上がる御神火の周りを囲んだ氏子の若者7人が、畳や鍋蓋をバタンバタンと石畳に叩きつけるそのすさまじい音から「タバンカ祭」の名が起こったといわれています。
タバンカ祭10-9-12(2)神事タバンカ祭10-9-12(2)神事







タバンカ祭10-9-12(2)神事タバンカ祭10-9-12(2)神事







タバンカ祭10-9-12(2)神事タバンカ祭10-9-12(2)神事








タバンカ祭10-9-12(2)神事タバンカ祭10-9-12(2)神事

cjs0188 at 17:45|PermalinkComments(0)
Profile

CJS常北システム

町の話題いろいろ