あんこう吊し切り
2010年11月21日
大洗あんこう祭(1)あんこうの吊し切り
大洗あんこう祭(6)あんこう吊し切り
開催日:[2010]平成22年11月21日(月)9:30〜15:00
場所:大洗マリンタワー広場
10:40 あんこう吊し切り
メインステージ前に集まった子どもから大人まで大勢のみなさんは、これから始まるステージショーにデジカメを構えビデオを取り出し、興味深げにズズッとステージ近くににじり寄ります。
いったい何が始まるのか?
それはあんこうの吊し切り。あんこう鍋で名高い茨城でもめったに見られない、このようなイベントでなければお目にかかれないあんこうの吊し切りです。
料理人は魚屋の大里さん。
あんこうは海底に棲んでいて、腹ヒレは足のように5本の指があり、海底を歩いている。頭のちょうちん(皮)をゆらせて、近づいた小魚を大きな口で丸呑みする。
あんこうの体はぶよぶよ、ヌルヌルしているので、吊るして料理します。
あんこうは12科26属67種類が日本近海にすんでいて、このうち食用にされているのは、キアンコウ、ホンアンコウ、ミドリフサアンコウ、味が良いのはキアンコウです。
大きさは最大50kgほどになりますが、今日は18kgのアンコウが料理されます。
あんこうは通常100mから200mの深海にすんでいる深海魚ですが、時には海水面まで浮上しオオミズナギドリまで食べてしまう大食漢です。
アメリカでは「フィッシングフロッグ」(釣りをするカエル)と言われています
あんこうの七つ道具とは
ヒレ、皮、肝、卵巣、胃袋、エラ、白身を「七つ道具」と呼ばれ食べられる部分です。
茨城ブランド”茨城あんこう”について
☆毎年10月から4月までに漁獲した1尾2?以上のあんこうに”茨城あんこう”のタグが付けられます。
☆選 別・保 管
(1)魚体のキズは、体表面の1割以下とする。
(2)漁獲後すぐに船上で胃内容物を取り除き、魚体を清浄な海水で洗い流す。
(3)タルに入れ、2℃前後の冷海水に漬けて保存する。
日立市ブランド”口福あんこう”について
茨城県日立市の沖合いでとれるアンコウのことをいいます。
口福とは、あんこうを食べることで口から福が来る喜びをあらわしたものです。
日立市久慈漁港で底引き漁の水揚げを取材していると、漁場が2ヶ所あることがわかりました。
1.茨城あんこう・・・久慈漁港から0時ころ出港し、鹿嶋沖、波崎沖、銚子沖などで漁をして、次の日夕方4時頃(40時間後)帰港水揚げします。
2.口福あんこう・・・久慈漁港から夜明けころ出港し、日立沖で漁獲、その日の夕方4時頃帰港水揚げします。
あんこう吊し切りの手順
1.胸ヒレを切り取る
2.皮をはぐ。皮はゼラチン、コラーゲンが豊富。
3.大きな肝。肝はあんこうで一番おいしいとされる部分、海のフォアグラともいわれ、蒸してポン酢でいただくと絶品。濃厚なお味
4.卵巣、布ともいわれ大きく広がる。
時期的に大きくなっていませんがシャリシャリとした食感でおいしい。
5.胃袋・・イカとオコゼが丸飲みされている。
6.心臓・・・食べない
7.エラも食べられる、あんこう鍋に歯ブラシ状のものがはいっていたら、それはエラです。
8.上アゴ・・鋭い逆向きの歯がはえている
9.ソデといわれるアバラ骨。ソデはコリコリと美味しい。
10.ヤナギといわれる身の部分は白身で淡白。形が柳の葉に似ています。
昨年平成21年度のつるし切りは以下の手順で行なわれ、料理人によって手法に変化があることがわかります。
1.胸ヒレを切り取る
2.尾ヒレを切り取る
3.腹ヒレをとる
4.皮をはぐ、皮はゼラチン、コラーゲンが豊富。
5.エラも食べられる、あんこう鍋に歯ブラシ状のものがはいっていたら、それはエラです。
(画像採取できず)
6.ソデといわれるアバラ骨を外し。ソデはコリコリと美味しい。
7.大きな肝。肝はあんこうで一番おいしいとされる部分、海のフォアグラともいわれ、蒸してポン酢でいただくと絶品。
8.胃袋
9.卵巣、布ともいわれ大きく広がる。
時期的に大きくなっていませんがシャリシャリとした食感でおいしい。
10.全て食べられるというあんこうですが小腸は捨てるそうです。
小さい心臓と腎臓を取る
(画像無し)
11.ヤナギといわれる身の部分は白身で淡白。形が柳の葉に似ています。
12.頬肉、繊維室で食感がよい。
(今回説明無し)
13.最後はアゴと骨だけの姿に。
いくら茨城の食文化と言えども、アンコウにとっては、このような姿になってまで衆人のさらしモノになるのは本意ではないはず。
シーズンが終ったら感謝の意味も込めて供養してやらねば、かわいそうな気がします。
開催日:[2010]平成22年11月21日(月)9:30〜15:00
場所:大洗マリンタワー広場
10:40 あんこう吊し切り
メインステージ前に集まった子どもから大人まで大勢のみなさんは、これから始まるステージショーにデジカメを構えビデオを取り出し、興味深げにズズッとステージ近くににじり寄ります。
いったい何が始まるのか?
それはあんこうの吊し切り。あんこう鍋で名高い茨城でもめったに見られない、このようなイベントでなければお目にかかれないあんこうの吊し切りです。
料理人は魚屋の大里さん。
あんこうは海底に棲んでいて、腹ヒレは足のように5本の指があり、海底を歩いている。頭のちょうちん(皮)をゆらせて、近づいた小魚を大きな口で丸呑みする。
あんこうの体はぶよぶよ、ヌルヌルしているので、吊るして料理します。
あんこうは12科26属67種類が日本近海にすんでいて、このうち食用にされているのは、キアンコウ、ホンアンコウ、ミドリフサアンコウ、味が良いのはキアンコウです。
大きさは最大50kgほどになりますが、今日は18kgのアンコウが料理されます。
あんこうは通常100mから200mの深海にすんでいる深海魚ですが、時には海水面まで浮上しオオミズナギドリまで食べてしまう大食漢です。
アメリカでは「フィッシングフロッグ」(釣りをするカエル)と言われています
あんこうの七つ道具とは
ヒレ、皮、肝、卵巣、胃袋、エラ、白身を「七つ道具」と呼ばれ食べられる部分です。
茨城ブランド”茨城あんこう”について
☆毎年10月から4月までに漁獲した1尾2?以上のあんこうに”茨城あんこう”のタグが付けられます。
☆選 別・保 管
(1)魚体のキズは、体表面の1割以下とする。
(2)漁獲後すぐに船上で胃内容物を取り除き、魚体を清浄な海水で洗い流す。
(3)タルに入れ、2℃前後の冷海水に漬けて保存する。
日立市ブランド”口福あんこう”について
茨城県日立市の沖合いでとれるアンコウのことをいいます。
口福とは、あんこうを食べることで口から福が来る喜びをあらわしたものです。
日立市久慈漁港で底引き漁の水揚げを取材していると、漁場が2ヶ所あることがわかりました。
1.茨城あんこう・・・久慈漁港から0時ころ出港し、鹿嶋沖、波崎沖、銚子沖などで漁をして、次の日夕方4時頃(40時間後)帰港水揚げします。
2.口福あんこう・・・久慈漁港から夜明けころ出港し、日立沖で漁獲、その日の夕方4時頃帰港水揚げします。
あんこう吊し切りの手順
1.胸ヒレを切り取る
2.皮をはぐ。皮はゼラチン、コラーゲンが豊富。
3.大きな肝。肝はあんこうで一番おいしいとされる部分、海のフォアグラともいわれ、蒸してポン酢でいただくと絶品。濃厚なお味
4.卵巣、布ともいわれ大きく広がる。
時期的に大きくなっていませんがシャリシャリとした食感でおいしい。
5.胃袋・・イカとオコゼが丸飲みされている。
6.心臓・・・食べない
7.エラも食べられる、あんこう鍋に歯ブラシ状のものがはいっていたら、それはエラです。
8.上アゴ・・鋭い逆向きの歯がはえている
9.ソデといわれるアバラ骨。ソデはコリコリと美味しい。
10.ヤナギといわれる身の部分は白身で淡白。形が柳の葉に似ています。
昨年平成21年度のつるし切りは以下の手順で行なわれ、料理人によって手法に変化があることがわかります。
1.胸ヒレを切り取る
2.尾ヒレを切り取る
3.腹ヒレをとる
4.皮をはぐ、皮はゼラチン、コラーゲンが豊富。
5.エラも食べられる、あんこう鍋に歯ブラシ状のものがはいっていたら、それはエラです。
(画像採取できず)
6.ソデといわれるアバラ骨を外し。ソデはコリコリと美味しい。
7.大きな肝。肝はあんこうで一番おいしいとされる部分、海のフォアグラともいわれ、蒸してポン酢でいただくと絶品。
8.胃袋
9.卵巣、布ともいわれ大きく広がる。
時期的に大きくなっていませんがシャリシャリとした食感でおいしい。
10.全て食べられるというあんこうですが小腸は捨てるそうです。
小さい心臓と腎臓を取る
(画像無し)
11.ヤナギといわれる身の部分は白身で淡白。形が柳の葉に似ています。
12.頬肉、繊維室で食感がよい。
(今回説明無し)
13.最後はアゴと骨だけの姿に。
いくら茨城の食文化と言えども、アンコウにとっては、このような姿になってまで衆人のさらしモノになるのは本意ではないはず。
シーズンが終ったら感謝の意味も込めて供養してやらねば、かわいそうな気がします。
cjs0188 at 19:03|Permalink│Comments(0)│