坂東市
2010年01月28日
菅生沼の野焼き(4)火消し隊
菅生沼の野焼き(4)火消し隊
◆日時:[2010]平成22年1月24日(日)9:00〜12:00
◆場所:常総市菅生町無量寺下菅生沼
◆集合:菅生大橋下空き地
◆目印:法師戸水門(こげ茶色の巨大な建造物)
◆問合:坂東市大崎ミュージアムパーク茨城県自然博物館
◆目的:絶滅が心配される植物の生育環境を守る
☆脱兎
燃え盛る火炎の中から飛び出して、沼地を走り飯沼川を渡った生き物を目撃しました。
それは薄茶色をした一羽のウサギ、野ウサギでした。
「丸焼きにされてはたまらぬ」と必死の形相で逃げ出し、イヌ掻きで川を泳ぎきり対岸の草むらに逃げ込みました。
(ウサギも泳げるんだ!「必死の思いをすれば何事も成し得る」)
☆火入れする人ありて火消しする人もあり。
火消し隊はボランティアとして参加した、大学生が務めます。
水20リットル入りのジェットシューターを背負い、防火帯周辺の残り火を消したり、柳の木に燃え移るのを防止する役目を担います。
☆タチスミレの回復
火入れによるタチスミレ個体数の変化を調べるため、2×8メートルの枠内の数を調べると
2003年・・・15株
2004年・・・1039株
2006年・・・1703株
確実に増加傾向がみられる。
オギの原が焼き払われた様子。
今回はきれいに焼けて、向こう側の立ち木や人が見通せるようになりました。
◆日時:[2010]平成22年1月24日(日)9:00〜12:00
◆場所:常総市菅生町無量寺下菅生沼
◆集合:菅生大橋下空き地
◆目印:法師戸水門(こげ茶色の巨大な建造物)
◆問合:坂東市大崎ミュージアムパーク茨城県自然博物館
◆目的:絶滅が心配される植物の生育環境を守る
☆脱兎
燃え盛る火炎の中から飛び出して、沼地を走り飯沼川を渡った生き物を目撃しました。
それは薄茶色をした一羽のウサギ、野ウサギでした。
「丸焼きにされてはたまらぬ」と必死の形相で逃げ出し、イヌ掻きで川を泳ぎきり対岸の草むらに逃げ込みました。
(ウサギも泳げるんだ!「必死の思いをすれば何事も成し得る」)
☆火入れする人ありて火消しする人もあり。
火消し隊はボランティアとして参加した、大学生が務めます。
水20リットル入りのジェットシューターを背負い、防火帯周辺の残り火を消したり、柳の木に燃え移るのを防止する役目を担います。
☆タチスミレの回復
火入れによるタチスミレ個体数の変化を調べるため、2×8メートルの枠内の数を調べると
2003年・・・15株
2004年・・・1039株
2006年・・・1703株
確実に増加傾向がみられる。
オギの原が焼き払われた様子。
今回はきれいに焼けて、向こう側の立ち木や人が見通せるようになりました。
cjs0188 at 00:54|Permalink│Comments(0)│
2010年01月27日
菅生沼の野焼き(3)野焼きの温度状況
菅生沼の野焼き(3)野焼きの温度状況
◆日時:[2010]平成22年1月24日(日)9:00〜12:00
◆場所:常総市菅生町無量寺下菅生沼
◆集合:菅生大橋下空き地
◆目印:法師戸水門(こげ茶色の巨大な建造物)
◆問合:坂東市大崎ミュージアムパーク茨城県自然博物館
◆目的:絶滅が心配される植物の生育環境を守る
◎火炎地獄・燎原の火
乾いた枯れ草は燃えやすくオギ原に点火するとまたたく間に燃え広がります。
オギが密集したあたりの炎は天を焦がすほど吹きあがり、堆積した枯れ草からは黒煙が立ちのぼり、火炎が風を呼び、灰が舞う。炎と黒煙と風が渦巻き「ゴーゴーッ、ドッドドドーッ、ドッドッドドーッ」と地鳴りのような音が聞こえてきます。
竜吐火炎の如し、まさに「燎原の火」、灼熱地獄。
そばで写真など撮っていられない、一時風上に避難します。
◎野焼きの温度
今回指導いただいた野焼きの研究で知られる岐阜大学の津田准教授は、温度計を数か所に設置して温度を記録しており、その温度は地表面よりの高さで次のような値が観測されています。
100センチ・・・200〜300℃
30センチ・・・・500℃(最高温度)
0センチ・・・・・20〜40℃(ほんわかあたたかい程度の上昇)
-2,-5,-10センチ・・地下では温度の上昇はない
このことから多年草であるタチスミレの根っこは焼けずに保護され、3月になるとあおい新芽が発芽することが期待されます。
◆日時:[2010]平成22年1月24日(日)9:00〜12:00
◆場所:常総市菅生町無量寺下菅生沼
◆集合:菅生大橋下空き地
◆目印:法師戸水門(こげ茶色の巨大な建造物)
◆問合:坂東市大崎ミュージアムパーク茨城県自然博物館
◆目的:絶滅が心配される植物の生育環境を守る
◎火炎地獄・燎原の火
乾いた枯れ草は燃えやすくオギ原に点火するとまたたく間に燃え広がります。
オギが密集したあたりの炎は天を焦がすほど吹きあがり、堆積した枯れ草からは黒煙が立ちのぼり、火炎が風を呼び、灰が舞う。炎と黒煙と風が渦巻き「ゴーゴーッ、ドッドドドーッ、ドッドッドドーッ」と地鳴りのような音が聞こえてきます。
竜吐火炎の如し、まさに「燎原の火」、灼熱地獄。
そばで写真など撮っていられない、一時風上に避難します。
◎野焼きの温度
今回指導いただいた野焼きの研究で知られる岐阜大学の津田准教授は、温度計を数か所に設置して温度を記録しており、その温度は地表面よりの高さで次のような値が観測されています。
100センチ・・・200〜300℃
30センチ・・・・500℃(最高温度)
0センチ・・・・・20〜40℃(ほんわかあたたかい程度の上昇)
-2,-5,-10センチ・・地下では温度の上昇はない
このことから多年草であるタチスミレの根っこは焼けずに保護され、3月になるとあおい新芽が発芽することが期待されます。
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