茨城県郷土工芸品

2006年11月15日

粟野春慶塗

「粟野春慶塗」は日本三春慶のひとつに数えられています。
日本三春慶とはつぎの三つです。
   粟野春慶塗(茨城県城里町)
   飛騨春慶塗(岐阜県高山市)
   能代春慶塗(秋田県能代市)
室町時代の延徳元年(1489)に稲川城主・源義明が現在の城里町(旧桂村)ではじめたといわれ、500年を越える伝統の技です。
国の無形文化財に選ばれています。
材料の檜は御前山から旧七会村で一番固い石檜(いしっぴ)とよばれるものが用いられています。
漆は大子町など地元から採集されています。
その特徴は器(うつわ)に透明な漆を塗り、木地目を美しく見せる技法です。
重箱、盆、弁当箱、硯箱などが作られています。
粟野春慶塗り粟野春慶塗り

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2006年11月13日

水戸農人形

茨城県郷土工芸品;水戸農人形
製造業者:宇野広一 水戸市浜田1-9-10 TEL029-231-2511
     斎藤幹雄 水戸市住吉町45-3 TEL029-247-5630
水戸農人形は江戸時代文政から天保(1820〜30年代)の頃、名君と言われた水戸九代藩主徳川斉昭公(烈公)に由来します。
国の基である農民がたびたびの天災にも負けず、日夜汗と泥にまみれて働く尊い姿に心をうたれました。
自ら青銅で農夫の像を作り、食事のたびに膳にのせ、最初の一はしのご飯を供えて農民の労に感謝したといわれています。
これが後に農人形と呼ばれるようになりました。
水戸農人形水戸農人形

cjs0188 at 16:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年11月10日

ひたち竹人形

茨城県郷土工芸品;ひたち竹人形
製造者:ひたち竹人形工房 代表 柴田重光
 日立市大みか町6-19-8 TEL0294-53-4868 FAX0294-53-7168

茨城県は昔から竹の産地として知られています。
「ひたち竹人形」は茨城の真竹や孟宗竹、綾竹、黒竹、虎竹、煤竹、胡麻竹などの良質の竹を用いています。
題材は茨城県の風俗を表現し、能、歌舞伎、古代風俗にいたるまで、手作りにて人形化したものです。
日立竹人形日立






竹とんぼとうぐいす笛、かっこー笛
笛の吹き方は教えてくれます。
うまく吹くとうぐいすが寄ってくるそうです。
日立竹人形日立竹人形

cjs0188 at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年11月08日

雪村うちわ

茨城県郷土工芸品;雪村うちわ
製造業者:圷 総子 常陸太田市塙町2274 TEL0294-72-7159
室町時代の天正年間、常陸太田市瑞竜町沢山の耕山寺に住していた雪村(画人・禅僧)がはじめたものです。
水戸光圀も愛用、奨励したといわれています。
現在も昔ながらの手づくりで、雪村ゆかりの水墨画によるうちわづくりがおこなわれています。
雪村うちわ雪村うちわ

cjs0188 at 19:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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