2009年05月27日

辰ノロ堰親水公園のバラが見頃

 八溝山に源流がある久慈川は、奥久慈の山々の水を集めて瀬となり淵となり、大子町、常陸大宮市、常陸太田市、東海村、日立市と流れて太平洋にそそぎます。
その流域には人々が生活を営み、遊びがあり、豊かな自然があり、まさに「母なる川久慈川」です。

 その久慈川がようやく、中流域の平野にさしかかるあたりに辰ノロ堰があります。
現在の辰ノロ堰は近代的なコンクリート構造物で、電動ゲートにより水量の制御が行われていますが、元の辰ノロ堰は水戸藩時代に永田円水親子が築いたもの。
永田家は水戸徳川家に仕え、辰ノ口堰、那珂川の小場江堰を築き、水戸の笠原水道や常陸太田の山寺水道などもつくり、流域の田畑に水を供給し、水戸藩の発展に大きく貢献しました。

 堰の上流部は満々と水をたたえまるで湖のよう。
永田円水の当時はも少し小規模であったかもしれませんが、岩をうがち、モッコで土を運び水路や堰堤を造成したことが考えられます。

そのように苦労して開発した田畑が現在、過疎化・耕作放棄で荒れていくのは悲しいことです。

 辰ノロ堰親水公園には約350株のバラが植えられ、様々な色に今見頃です。
空にはアオサギの飛翔、遥かなる久慈川の風景をバックに眺めるバラの花は、人を「想い人」に変えてくれます。
辰口堰バラ辰口堰バラ








辰口堰バラ辰口堰バラ







辰口堰バラ辰口堰バラ







辰口堰バラ辰口堰バラ

cjs0188 at 00:05│Comments(0) 久慈川の流れ | 常陸大宮市

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Profile

CJS常北システム

町の話題いろいろ