2009年02月11日

真壁のひなまつり(2)傾城阿波の鳴門

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場
「トザイトーザイ 本日演じまするは、太夫佐藤・・、三味線富山・・、人形真壁白井座・・トザイトーザイ」

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
両親を探し歩く巡礼姿のお鶴、お弓は話を聞いて実の娘と気づきますが、名のってはかえってお鶴に難儀がかかると、髪を直して泣く泣く追い返すお弓。
でも、思い返してあとを追うのでした。
親子の情愛と浮世の不条理が描かれ涙無くしては鑑賞できない演目です。

人形浄瑠璃 真壁白井座第2回公演(平成17年3月13日)上演床本より
「イエイエ勿体ない、何のうらみませふ。
恨みる事はないけれど、小さい時別れたれば、とと様やかか様の顔も覚えず、余所の子供衆が、かか様に髪結ふて貰ふたり、夜は抱かれて寝やしやんすを見ると、わしもかか様があるなら、あの様に髪結ふて、貰ふものと羨ましうござんす。
どふぞ早ふ訪ねて逢いたい。
ひょっと逢はれまいかと思へば、そらが悲しうござんす。」・・・

 太夫の佐藤さんがこのくだりに差し掛かると悲しげな雰囲気になり、富山さんの三味線の音が哀れを誘い、見ている者はウルウルと涙がにじんできます。
今回の上演では、人形使いが黒子頭巾をかぶって、舞台が低く近いのでよけいに情感が伝わってきました。
真壁のひなまつり09-02-08(2)真壁白井座傾城阿波の鳴門真壁のひなまつり09-02-08(2)真壁白井座傾城阿波の鳴門






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cjs0188 at 06:05│Comments(0) たのしいイベント | 真壁

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