2009年02月09日

真壁のひなまつり(1)真壁白井座

真壁のひなまつりー和の風第七章ー
平成21年2月4日(水)〜3月3日(火)
会 場:真壁の街並み 
問合せ:桜川市観光協会電話0296-55-1111

人形浄瑠璃 真壁白井座鑑賞会
演目:傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
とき:平成21年2月8日(日)
   第一部11:00〜 第二部13:30〜
会場:村井醸造正面広場
真壁白井座が発足して大勢の人々にささえられ活動を続けて7年、真壁のひなまつりに訪れるみなさんに感謝の意味をこめて上演されました。

 通常人形浄瑠璃は屋内の舞台で上演されることが多いものですが、今回は冬晴れの青空の下で行われました。
蔵や屋根を背景に、お鶴・お弓の白い顔が浮き出て情景が増幅されたように感じました。

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」
「父(とと)さまの名は阿波の十郎兵衛、母(かか)さまはお弓と申します」
両親を探し歩く巡礼姿のお鶴、お弓は話を聞いて実の娘と気づきますが、名のってはかえってお鶴に難儀がかかると、髪を直して泣く泣く追い返すお弓。
でも、思い返してあとを追うのでした。
阿波人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」の有名な一節で、親子の情愛と浮世の不条理が描かれ涙なくしては鑑賞できない演目です。

人形浄瑠璃 真壁白井座第2回公演(平成17年3月13日)上演床本より
「巡礼に御報謝」・・・
「アイ、国は阿波の徳島でござります」・・・
「イエイエ、そのとと様やかか様に逢ひたさ故、それでわし一人、西国するのでござります」・・・
「アイ、どふしたわけじゃ知らぬが、三ツの年に、とと様やかか様も、わしをばば様に預けて、どこえやら行かしやんしたげな。それでわしは、ばば様の世話になって居たけれど、どふぞとと様やかか様に逢ひたい、顔が見たい。それで方々と、訪ねてあるくのでござります」
「シテ親達の名は、何といふぞいの」
「アイ、とと様の名は十郎兵衛、かか様はお弓と申します」・・・
真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)






真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)






真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)真壁白井座傾城阿波の鳴門(1)

cjs0188 at 00:36│Comments(0) たのしいイベント | 真壁

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