2008年03月20日
子ども民俗芸能交流会 常磐津「将門」2
常磐津「将門」がすばらしい
第一回子ども民俗芸能交流会
開催日:平成20年3月16日(日)午前10時50分から午後3時
会 場:大和ふれあいセンター(シトラス)ホール
桜川市羽田989−1
常陸大宮市 西塩子回り舞台保存会・常盤津教室の子どもたちが「将門」を見事に演じきりました。拍手喝采です。
滝夜叉姫に声を掛けられた光圀は、古御所に棲みついた妖怪と疑うが、彼女は島原の傾城・如月(きさらぎ)と名乗り、後を慕って追いかけてきたと妖艶な姿になります。
光圀は彼女を将門ゆかりの者と直感し、わざと打ち解ける風を見せて将門の戦の模様を語ってみせます。
あらすじ
常盤津「将門」は本名題を「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)」といい、常盤津の代表曲の一つとなっています。
平将門の残党狩りに下総まで下ってきた大宅太郎光圀を、将門の遺児滝夜叉姫(たきやしゃひめ)がガマの妖術と色香をもってたぶらかし、味方に引き入れようとするが見破られてしまうという筋書きで、壮大な怪奇美にあふれた舞踊劇です。
かつて、平将門が本拠地とした相馬の御所(現在の茨城県坂東市石井営所跡?)、平将門が滅んだ今となっては見る影もないこの廃墟を背にして、ガマから傾城姿(太夫の姿)の滝夜叉姫が現れます。
滝夜叉姫が本舞台にさしかかると、御所の御簾があがって仮眠中の大宅太郎光圀の姿が現れます。
滝夜叉姫に声を掛けられた光圀は、古御所に棲みついた妖怪と疑うが、彼女は島原の傾城・如月(きさらぎ)と名乗り、後を慕って追いかけてきたとなまめかしい姿になります。
光圀は彼女を将門ゆかりの者と直感し、わざと打ち解ける風を見せて将門の戦の模様を語ってみせます。
その話を聞いた滝瀧夜叉姫は涙を流して無念の形相を見せるので、光圀がすかさず突っ込むが、彼女は笑いに紛らせて廓話し(くるわばなし)を始めます。
しかし、瀧夜叉が落とした相馬錦の旗が証拠となり、光圀は更に問い詰めます。
さすがの滝夜叉姫も言い抜け出来ず、光圀を色仕掛けで籠絡し、味方に引き込もうとしたことを白状すると、ガマの妖術を使って消えてゆきます。
この曲は、浄瑠璃も踊りも最高傑作とされる曲で、烏山の山あげ祭では数多く公演されています。
第一回子ども民俗芸能交流会
開催日:平成20年3月16日(日)午前10時50分から午後3時
会 場:大和ふれあいセンター(シトラス)ホール
桜川市羽田989−1
常陸大宮市 西塩子回り舞台保存会・常盤津教室の子どもたちが「将門」を見事に演じきりました。拍手喝采です。
滝夜叉姫に声を掛けられた光圀は、古御所に棲みついた妖怪と疑うが、彼女は島原の傾城・如月(きさらぎ)と名乗り、後を慕って追いかけてきたと妖艶な姿になります。
光圀は彼女を将門ゆかりの者と直感し、わざと打ち解ける風を見せて将門の戦の模様を語ってみせます。
あらすじ
常盤津「将門」は本名題を「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)」といい、常盤津の代表曲の一つとなっています。
平将門の残党狩りに下総まで下ってきた大宅太郎光圀を、将門の遺児滝夜叉姫(たきやしゃひめ)がガマの妖術と色香をもってたぶらかし、味方に引き入れようとするが見破られてしまうという筋書きで、壮大な怪奇美にあふれた舞踊劇です。
かつて、平将門が本拠地とした相馬の御所(現在の茨城県坂東市石井営所跡?)、平将門が滅んだ今となっては見る影もないこの廃墟を背にして、ガマから傾城姿(太夫の姿)の滝夜叉姫が現れます。
滝夜叉姫が本舞台にさしかかると、御所の御簾があがって仮眠中の大宅太郎光圀の姿が現れます。
滝夜叉姫に声を掛けられた光圀は、古御所に棲みついた妖怪と疑うが、彼女は島原の傾城・如月(きさらぎ)と名乗り、後を慕って追いかけてきたとなまめかしい姿になります。
光圀は彼女を将門ゆかりの者と直感し、わざと打ち解ける風を見せて将門の戦の模様を語ってみせます。
その話を聞いた滝瀧夜叉姫は涙を流して無念の形相を見せるので、光圀がすかさず突っ込むが、彼女は笑いに紛らせて廓話し(くるわばなし)を始めます。
しかし、瀧夜叉が落とした相馬錦の旗が証拠となり、光圀は更に問い詰めます。
さすがの滝夜叉姫も言い抜け出来ず、光圀を色仕掛けで籠絡し、味方に引き込もうとしたことを白状すると、ガマの妖術を使って消えてゆきます。
この曲は、浄瑠璃も踊りも最高傑作とされる曲で、烏山の山あげ祭では数多く公演されています。