2008年08月
2008年08月31日
2008年08月30日
荒々しく「提灯まち神事」
常陸国一の宮 鹿島神宮の例祭・神幸祭が行われます。
09月:鹿島神宮の神幸祭(鹿嶋市)
○平成20年9月1日
例祭・・・・・・10:00〜11:30 鹿島神宮
提灯まち神事・・16:30〜20:00 神宮・大町通り
神幸祭・・・・・20:00〜21:30 神宮・大町通り
○平成20年9月2日
行宮祭・・・・・10:00〜11:30 鹿島神宮
還幸祭・・・・・15:00〜17:00 神宮・大町通り
提灯まち神事
例祭・神幸祭などは厳かに雅な平安絵巻さながらに執り行われますが、何故か提灯まち神事は荒々しく激しいお祭りです。
ザッと数えて300個を越える紅白の提灯や赤提灯を飾り付けた青竹を、男子若者が引きずりながら門前町を練り歩いたのち、鹿島神宮境内のかがり火で青竹を燃やしてしまう神事です。
青竹には根っこが付いて相当な重さがあり、これを単に台車に乗せて運んだのでは面白みがない。
つっかい棒と曳き綱をつけて、倒れないように引きずり引きずりしながら運ぶ、時には太鼓持ちを中心に輪になって踊る、汗みどろになり、酒で疲れを紛らわしながら青竹を運びます。青竹が倒れそうになると見物人が提灯を引きちぎって縁起物としていただく。
鹿島神宮境内に着く頃は夜、燃えさかる「かがり火」に青竹を倒してちょうちんに火をつけ、起こして見物人の方向に倒れかかると、燃えているちょうちんを引きちぎる見物人もあって境内は騒然たる状況になります。
次ぎにかがり火に青竹を倒すと大きな火柱があがり、若者は燃えるマトイの部分に乗って騒ぎまわります。燃え尽きて青竹は運び出され、次ぎの提灯が到着し大騒ぎが繰り返されます。
見物と撮影には十分な注意が必要です。火の粉が飛んでくるので焦げてもいいような服装でお出かけ下さい。
(2005-9-1撮影データ)
09月:鹿島神宮の神幸祭(鹿嶋市)
○平成20年9月1日
例祭・・・・・・10:00〜11:30 鹿島神宮
提灯まち神事・・16:30〜20:00 神宮・大町通り
神幸祭・・・・・20:00〜21:30 神宮・大町通り
○平成20年9月2日
行宮祭・・・・・10:00〜11:30 鹿島神宮
還幸祭・・・・・15:00〜17:00 神宮・大町通り
提灯まち神事
例祭・神幸祭などは厳かに雅な平安絵巻さながらに執り行われますが、何故か提灯まち神事は荒々しく激しいお祭りです。
ザッと数えて300個を越える紅白の提灯や赤提灯を飾り付けた青竹を、男子若者が引きずりながら門前町を練り歩いたのち、鹿島神宮境内のかがり火で青竹を燃やしてしまう神事です。
青竹には根っこが付いて相当な重さがあり、これを単に台車に乗せて運んだのでは面白みがない。
つっかい棒と曳き綱をつけて、倒れないように引きずり引きずりしながら運ぶ、時には太鼓持ちを中心に輪になって踊る、汗みどろになり、酒で疲れを紛らわしながら青竹を運びます。青竹が倒れそうになると見物人が提灯を引きちぎって縁起物としていただく。
鹿島神宮境内に着く頃は夜、燃えさかる「かがり火」に青竹を倒してちょうちんに火をつけ、起こして見物人の方向に倒れかかると、燃えているちょうちんを引きちぎる見物人もあって境内は騒然たる状況になります。
次ぎにかがり火に青竹を倒すと大きな火柱があがり、若者は燃えるマトイの部分に乗って騒ぎまわります。燃え尽きて青竹は運び出され、次ぎの提灯が到着し大騒ぎが繰り返されます。
見物と撮影には十分な注意が必要です。火の粉が飛んでくるので焦げてもいいような服装でお出かけ下さい。
(2005-9-1撮影データ)
2008年08月29日
伝統の「鉾田の夏祭り」
400年以上の歴史を誇る「鉾神社大祭礼御神幸祭」が行われます。
日時:
平成20年8月29日(金)・・山車行事・宵祭り
8月30日(土)・・神輿行事・山車行事
8月31日(日)・・神輿行事・山車行事
場所:鉾田市街地
山車の形態などを観察し、分類整理するのもフィールドワークの楽しみです。
(左)例祭で行われる巫女舞の装束は独特です。
(右)神輿を担ぐ女性の勇姿勢揃い。
(左)山車の上に日本武尊などの等身大の人形が乗る形式は潮来祇園祭の山車でも見られる光景です。
(右)神輿巡幸の途中、関東鉄道鉾田駅構内でお休みします。但し現在この駅舎は鉄道の廃止とともに解体されました。
(2005-8-26撮影データ)
(左)山車の前で女の子が扇踊りを披露します。
(右)山車の前で白狐やひょっとこが踊るのは茨城県南の山車でよく見かけます。
(2004-8-28撮影データ)
日時:
平成20年8月29日(金)・・山車行事・宵祭り
8月30日(土)・・神輿行事・山車行事
8月31日(日)・・神輿行事・山車行事
場所:鉾田市街地
山車の形態などを観察し、分類整理するのもフィールドワークの楽しみです。
(左)例祭で行われる巫女舞の装束は独特です。
(右)神輿を担ぐ女性の勇姿勢揃い。
(左)山車の上に日本武尊などの等身大の人形が乗る形式は潮来祇園祭の山車でも見られる光景です。
(右)神輿巡幸の途中、関東鉄道鉾田駅構内でお休みします。但し現在この駅舎は鉄道の廃止とともに解体されました。
(2005-8-26撮影データ)
(左)山車の前で女の子が扇踊りを披露します。
(右)山車の前で白狐やひょっとこが踊るのは茨城県南の山車でよく見かけます。
(2004-8-28撮影データ)
2008年08月28日
磯崎町夏祭り(5)荒地町の夜の山車
場所:ひたちなか市磯崎町
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
「夜になると劇的にかわります。」という磯崎町夏祭り実行委員長の薄井さんの言葉を信じて夜まで撮影することにしました。
磯崎町の山車は昼間 角付けに町内を回る時には子どもが主役でしたが、夜になるとどこから出るのか若者がわんさか集まって大賑わいになります。
午後6時30分頃酒列磯前神社前の広場に集まった4台の山車はいっせいに押しくらまんじゅうを始め、威勢の良さを競いあいます。
その時間はなんと20分ほど。「オッシャイ!オッシャイ!」と山車の上でお姉さまが囃したて、山車の前では組頭がコブシを固めて気合いをいれるので、とどまることなく長時間続きます。
しびれを切らした役員が「そろそろ、出発!」との声にようやく山車を曳いて、町中をパレードしてまります。
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
「夜になると劇的にかわります。」という磯崎町夏祭り実行委員長の薄井さんの言葉を信じて夜まで撮影することにしました。
磯崎町の山車は昼間 角付けに町内を回る時には子どもが主役でしたが、夜になるとどこから出るのか若者がわんさか集まって大賑わいになります。
午後6時30分頃酒列磯前神社前の広場に集まった4台の山車はいっせいに押しくらまんじゅうを始め、威勢の良さを競いあいます。
その時間はなんと20分ほど。「オッシャイ!オッシャイ!」と山車の上でお姉さまが囃したて、山車の前では組頭がコブシを固めて気合いをいれるので、とどまることなく長時間続きます。
しびれを切らした役員が「そろそろ、出発!」との声にようやく山車を曳いて、町中をパレードしてまります。
2008年08月27日
2008年08月26日
2008年08月25日
磯崎町夏祭り(2)磯合町の山車
場所:ひたちなか市磯崎町
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
磯崎町の区割りは荒地町、磯合町、仲町、南町、上町の五つ、このうち上町は今回山車を出していません。
各町の祭典事務所前でも角付けをします。
演じる少女の名前が呼ばれ、曲目の紹介の後、音楽がテープで流され、磯合町では3年生と5年生が交互に手踊りを披露します。
「曲目は「夫婦船」「紅花の宿」、張り切ってどうぞ。」
演歌にどのように振り付けするのか疑問がわくところですが、各町内に2,3人振り付け役の人がいて指導するようです。
山車は車の台車にのせて、ハンドルが付き、狭い道路でも曲がりやすい構造になっています。
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
磯崎町の区割りは荒地町、磯合町、仲町、南町、上町の五つ、このうち上町は今回山車を出していません。
各町の祭典事務所前でも角付けをします。
演じる少女の名前が呼ばれ、曲目の紹介の後、音楽がテープで流され、磯合町では3年生と5年生が交互に手踊りを披露します。
「曲目は「夫婦船」「紅花の宿」、張り切ってどうぞ。」
演歌にどのように振り付けするのか疑問がわくところですが、各町内に2,3人振り付け役の人がいて指導するようです。
山車は車の台車にのせて、ハンドルが付き、狭い道路でも曲がりやすい構造になっています。
2008年08月24日
磯崎町夏祭り(1)荒地町の山車
08月:磯崎町夏祭り(ひたちなか市)
場所:ひたちなか市磯崎町
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
2年に一度開催
8月23日(土)午前9時30分に酒列磯前神社(さかつらいそざき)鳥居前に山車4台が集合した後町内を回る。午前11時まで
8月24日(日)
午前9時から正午・午後1時30分より午後3時、各町の山車が磯崎町町内を角付けしてまわる。
午後6時30分酒列磯前神社前に山車が集合し「オッシャイ」較べのあと午後7時よりパレードと称して各町内を回り、午後10時頃流れ解散。
お祭りの由来
かつて旧那珂郡で行われていたヤンサマチというお祭りが途絶えた後、一部磯崎町でこどもたちの祭りとして小規模ながら復活させたもので、酒列磯前神社のお祭りではありません。
(現地で数人にたずねましたが確実なところは不明です。)
ヤンサマチは、茨城県の旧那珂郡(瓜連町の静神社、那珂湊の酒列磯前神社、東海村村松の大神宮の三地点をむすぶ地域のお祭りで、1667年(寛文7年)より昭和4年まで、約300年間行われていました。
荒地町の山車
この祭りでの特徴は「山車による角付け」、「おこころざし」をいただいた家に山車の向きを回転させ、山車の上で2人の少女が手踊りを披露します。
曲目は艶歌「祝船」「蟹工船」などに振り付けた踊りや八木節など。
角付けが終わると挨拶を交わして次ぎの家に向かいます。
通常獅子舞の角付けはよく目撃しますが、山車で角付けを行うのはこの祭りだけかと思われます。
場所:ひたちなか市磯崎町
日時:平成20年8月23日(土)から24日(日)
2年に一度開催
8月23日(土)午前9時30分に酒列磯前神社(さかつらいそざき)鳥居前に山車4台が集合した後町内を回る。午前11時まで
8月24日(日)
午前9時から正午・午後1時30分より午後3時、各町の山車が磯崎町町内を角付けしてまわる。
午後6時30分酒列磯前神社前に山車が集合し「オッシャイ」較べのあと午後7時よりパレードと称して各町内を回り、午後10時頃流れ解散。
お祭りの由来
かつて旧那珂郡で行われていたヤンサマチというお祭りが途絶えた後、一部磯崎町でこどもたちの祭りとして小規模ながら復活させたもので、酒列磯前神社のお祭りではありません。
(現地で数人にたずねましたが確実なところは不明です。)
ヤンサマチは、茨城県の旧那珂郡(瓜連町の静神社、那珂湊の酒列磯前神社、東海村村松の大神宮の三地点をむすぶ地域のお祭りで、1667年(寛文7年)より昭和4年まで、約300年間行われていました。
荒地町の山車
この祭りでの特徴は「山車による角付け」、「おこころざし」をいただいた家に山車の向きを回転させ、山車の上で2人の少女が手踊りを披露します。
曲目は艶歌「祝船」「蟹工船」などに振り付けた踊りや八木節など。
角付けが終わると挨拶を交わして次ぎの家に向かいます。
通常獅子舞の角付けはよく目撃しますが、山車で角付けを行うのはこの祭りだけかと思われます。
2008年08月22日
出かけようう「北茨城市民夏祭り」
08月:北茨城市民夏祭り
〜みんなでつくり・みんなでおどる・みんなのまつり〜
開催日:平成20年8月24日(日)午前10時から午後9時
会 場:磯原駅周辺
主 催:北茨城市民夏祭り実行委員会
TEL0293−43−1111(商工観光課)
市民が参加できるゲームやスポーツのイベントなどが盛りだくさん用意されています。
イベント内容:
○午後4時頃本場フラガール公演・・・本物のフラガールのフラダンスが見られるようです。
○大洗高校マーチングバンド・・・すばらしい演奏が見られます、一見の価値あり。全国大会で金賞、銀賞、最優秀賞など多数もらっています。
○猿回し、大道芸他
○地場産品販売、フリーマーケット
○午後6時〜市民踊り
○午後8時〜花火打ち上げ
(撮影データはありません、ポスターのみ事前に撮影、後日レポートします。)
〜みんなでつくり・みんなでおどる・みんなのまつり〜
開催日:平成20年8月24日(日)午前10時から午後9時
会 場:磯原駅周辺
主 催:北茨城市民夏祭り実行委員会
TEL0293−43−1111(商工観光課)
市民が参加できるゲームやスポーツのイベントなどが盛りだくさん用意されています。
イベント内容:
○午後4時頃本場フラガール公演・・・本物のフラガールのフラダンスが見られるようです。
○大洗高校マーチングバンド・・・すばらしい演奏が見られます、一見の価値あり。全国大会で金賞、銀賞、最優秀賞など多数もらっています。
○猿回し、大道芸他
○地場産品販売、フリーマーケット
○午後6時〜市民踊り
○午後8時〜花火打ち上げ
(撮影データはありません、ポスターのみ事前に撮影、後日レポートします。)
2008年08月21日
見てね「小張松下流綱火」
場 所:茨城県つくばみらい市小張(旧伊奈町) 小張愛宕神社
開催日:平成20年8月24日(日)午後7:00〜9:00
茨城県内に伝承されているもう一つの綱火、慶長8年(1603)から小張城主となった松下石見守重綱が考案し戦勝祝いなどに陣中で演じられたのが始まりといわれています。
芸題は「二六三番叟」「大利根の舟遊山」「桃太郎鬼ヶ城の戦い」「那須の与一の扇の的」「加藤清正トラ退治」「鯉の滝のぼり」「間宮林蔵の樺太探検」などがあります。
花火自体はけっこう明るいのですが、めまぐるしくアチコチで花火に点火され、横綱火は2〜3秒間横に火花が走ってきますが、予備知識がないと訳がわからない場合があります。
(2006年8月24日の撮影データです)
開催日:平成20年8月24日(日)午後7:00〜9:00
茨城県内に伝承されているもう一つの綱火、慶長8年(1603)から小張城主となった松下石見守重綱が考案し戦勝祝いなどに陣中で演じられたのが始まりといわれています。
芸題は「二六三番叟」「大利根の舟遊山」「桃太郎鬼ヶ城の戦い」「那須の与一の扇の的」「加藤清正トラ退治」「鯉の滝のぼり」「間宮林蔵の樺太探検」などがあります。
花火自体はけっこう明るいのですが、めまぐるしくアチコチで花火に点火され、横綱火は2〜3秒間横に火花が走ってきますが、予備知識がないと訳がわからない場合があります。
(2006年8月24日の撮影データです)
2008年08月20日
見てね「つくばみらい市高岡の綱火」
お祭り開催日:2008年8月23日(土)午後7時ころから
場所:つくばみらい市高岡 愛宕神社
からくり人形と仕掛け花火がコラボレーション、夜空に鮮やかに浮き上がります。
日本では茨城県にしかないめずらしい祭りですのでぜひ見にいきましょう。
愛宕神社の神様は花火が好きで、手製の花火「たちはな」「くるくる」を愛宕神社に向かって吹きかけると、あたり一面火の海になります。小さな社殿ながら、花火で燃えないよう耐火性を持たせているようです。
「綱火」は神社境内に張りめぐらされた多数の綱の上で操り人形が物語りを演じます。舞台から綱を操り、人形を前後左右に動かすその技に目を見張るものがあります。
「二六三番叟」「浦島竜宮入り海辺の花園」「壮絶空中戦」「お噺花咲爺」「安珍清姫、悲恋の場」「小野の道風蛙の場」「高岡丸の船遊び」「富士山の大巻狩」などの演目から3目を選んで上演されます。
(左)綱火の合間に後方で打ち上げられる花火は、一般の人が奉納する形、受け付けで売られて、その数だけ打ち上げられます。雷5寸7,000円、6寸10,000円.菊5寸8,000円、菊6寸12,000円
打ち上げの時の口上がおもしろい。「さぁて次ぎのご奉納〜、つくばみらい市は田中太郎、その中味は菊の6寸」ドーンバリバリ、と一発ずつ上がります。
(右)「たちはな」という手持ち筒花火を社殿に向かって吹きかけますと、神様はその硝煙の匂いに酔いしれるとか。
(左)「くるくる」という手持ち花火で、銀河宇宙を連想させます。
(2006年8月23日の撮影データです。)
場所:つくばみらい市高岡 愛宕神社
からくり人形と仕掛け花火がコラボレーション、夜空に鮮やかに浮き上がります。
日本では茨城県にしかないめずらしい祭りですのでぜひ見にいきましょう。
愛宕神社の神様は花火が好きで、手製の花火「たちはな」「くるくる」を愛宕神社に向かって吹きかけると、あたり一面火の海になります。小さな社殿ながら、花火で燃えないよう耐火性を持たせているようです。
「綱火」は神社境内に張りめぐらされた多数の綱の上で操り人形が物語りを演じます。舞台から綱を操り、人形を前後左右に動かすその技に目を見張るものがあります。
「二六三番叟」「浦島竜宮入り海辺の花園」「壮絶空中戦」「お噺花咲爺」「安珍清姫、悲恋の場」「小野の道風蛙の場」「高岡丸の船遊び」「富士山の大巻狩」などの演目から3目を選んで上演されます。
(左)綱火の合間に後方で打ち上げられる花火は、一般の人が奉納する形、受け付けで売られて、その数だけ打ち上げられます。雷5寸7,000円、6寸10,000円.菊5寸8,000円、菊6寸12,000円
打ち上げの時の口上がおもしろい。「さぁて次ぎのご奉納〜、つくばみらい市は田中太郎、その中味は菊の6寸」ドーンバリバリ、と一発ずつ上がります。
(右)「たちはな」という手持ち筒花火を社殿に向かって吹きかけますと、神様はその硝煙の匂いに酔いしれるとか。
(左)「くるくる」という手持ち花火で、銀河宇宙を連想させます。
(2006年8月23日の撮影データです。)
2008年08月16日
じゃんがら念仏踊り 大津の盆船流し
「大津の盆船流し」は北茨城市の大津港で,毎年8月16日の早朝6時から行われる送り盆の行事です。
盆の期間中に戻ってきていた仏様を送るための 精霊(しょうりょう)流しの一種でだと言われています。
僧侶による法要の後、踊り手は浴衣に鉢巻き、たすきがけ、白足袋姿の成人男子で構成され、6人が太鼓、1人が鉦をたたきながら、輪になり列になり独特の腰を落とした踊りを披露します。
先に紹介した3つの念仏踊りとの違いは踊り手が成人男子でおること、太鼓や踊りのリズムがけっこう激しいものであることです。
この違いの意味は、南須釜の念仏おどりなどはかわいい孫娘が、帰ってきたご先祖を慰める意味が込められているのに対して、じゃんがら念仏踊りは、「この世は天国じゃ」と精霊たちに勘違いされていつまでもこの世にいられては困るので、男たちの手で無理にでも彼岸に戻ってもらうそんな力が込められているのではないでしょうか。(私見ですが)
じゃんがら念仏おどりは福島県いわき市や古殿町で盛んに伝承されていて、茨城県ではいわき市と隣りあわせの大津港だけで行われていることから考えると、北茨城はいわきと民俗的なつながりがあるように思います。(先のようー・そろーフラダンスの披露の時にも感じたことです。)
(2007年8月16日撮影のデータです。)
盆の期間中に戻ってきていた仏様を送るための 精霊(しょうりょう)流しの一種でだと言われています。
僧侶による法要の後、踊り手は浴衣に鉢巻き、たすきがけ、白足袋姿の成人男子で構成され、6人が太鼓、1人が鉦をたたきながら、輪になり列になり独特の腰を落とした踊りを披露します。
先に紹介した3つの念仏踊りとの違いは踊り手が成人男子でおること、太鼓や踊りのリズムがけっこう激しいものであることです。
この違いの意味は、南須釜の念仏おどりなどはかわいい孫娘が、帰ってきたご先祖を慰める意味が込められているのに対して、じゃんがら念仏踊りは、「この世は天国じゃ」と精霊たちに勘違いされていつまでもこの世にいられては困るので、男たちの手で無理にでも彼岸に戻ってもらうそんな力が込められているのではないでしょうか。(私見ですが)
じゃんがら念仏おどりは福島県いわき市や古殿町で盛んに伝承されていて、茨城県ではいわき市と隣りあわせの大津港だけで行われていることから考えると、北茨城はいわきと民俗的なつながりがあるように思います。(先のようー・そろーフラダンスの披露の時にも感じたことです。)
(2007年8月16日撮影のデータです。)
2008年08月15日
2008年08月14日
2008年08月13日
山内上組百堂念仏踊り
お盆にご先祖を迎え供養する芸能が伝承されているもののひとつで茨城県の隣町なので手近に行くことが出来ます。
山内上組百堂念仏踊りは栃木県茂木町山内上組、那珂川水系八反田川の上流部「日本の棚田百選」の棚田や、「柚子の里」のゆず畑が散在する集落で細々と行われています。
神仏混合(獅子舞と念仏踊り)の異色芸能として日本では数少ない貴重な民俗芸能です。
また獅子舞は二頭獅子で、これも日本ではほとんど残っていない獅子舞の形です。
8月13日には公会堂で「獅子おこし」、8月15日には新盆の家を回って獅子舞と念仏踊りでご先祖を供養します。
山内上組地区は全て高齢者世帯、子どもの姿は見えない過疎の集落で、麓の中川小学校の児童の応援をもってかろうじて存続しているのが現状です。
この日のカメラマンは一人、獅子舞の少年たちと軽トラックの荷台に乗せてもらって、急峻な山道の峠を越えて新盆のうちを巡りながら、この踊りの存続の可能性に不安を覚えながら、せめて画像で記録することが務めだと考えました。
(左)山の頂上付近にあるお家、庭の向こうは雷雲、まさに”天空の踊り”のような情景でした。
(2005-08-13,15撮影データです。帰省した孫の相手をしていたので予定した取材ができず過去の画像をUPします。)
山内上組百堂念仏踊りは栃木県茂木町山内上組、那珂川水系八反田川の上流部「日本の棚田百選」の棚田や、「柚子の里」のゆず畑が散在する集落で細々と行われています。
神仏混合(獅子舞と念仏踊り)の異色芸能として日本では数少ない貴重な民俗芸能です。
また獅子舞は二頭獅子で、これも日本ではほとんど残っていない獅子舞の形です。
8月13日には公会堂で「獅子おこし」、8月15日には新盆の家を回って獅子舞と念仏踊りでご先祖を供養します。
山内上組地区は全て高齢者世帯、子どもの姿は見えない過疎の集落で、麓の中川小学校の児童の応援をもってかろうじて存続しているのが現状です。
この日のカメラマンは一人、獅子舞の少年たちと軽トラックの荷台に乗せてもらって、急峻な山道の峠を越えて新盆のうちを巡りながら、この踊りの存続の可能性に不安を覚えながら、せめて画像で記録することが務めだと考えました。
(左)山の頂上付近にあるお家、庭の向こうは雷雲、まさに”天空の踊り”のような情景でした。
(2005-08-13,15撮影データです。帰省した孫の相手をしていたので予定した取材ができず過去の画像をUPします。)
2008年08月10日
東海まつり(1)ステージパフォーマンス
第30回東海まつり
日時:2008年8月9日(土) 13時〜20時30分
場所:JR東海駅東大通り
人生は思い出作り、楽しい思い出がたくさんあるほど後半生を楽しく暮らすことができます。
原子力の東海村に30年前に住み始めた人たちの2世にとって東海村は心のふるさとになるわけで、そのような人たちの思いで作りのためにお祭りが毎年開催されています。
東海村の小学生で作ったチーム「BOOM10KAI」「スマイルとうかい」などがダンスを楽しく披露しました。
ダンスを見ていた女の子が思わず手拍子足拍子。
一人1振り15人かかっても、なかなか割れない固い(?)スイカでした。
ヘリコプターの操縦席に乗せてもらって、ママがパチリ。
日時:2008年8月9日(土) 13時〜20時30分
場所:JR東海駅東大通り
人生は思い出作り、楽しい思い出がたくさんあるほど後半生を楽しく暮らすことができます。
原子力の東海村に30年前に住み始めた人たちの2世にとって東海村は心のふるさとになるわけで、そのような人たちの思いで作りのためにお祭りが毎年開催されています。
東海村の小学生で作ったチーム「BOOM10KAI」「スマイルとうかい」などがダンスを楽しく披露しました。
ダンスを見ていた女の子が思わず手拍子足拍子。
一人1振り15人かかっても、なかなか割れない固い(?)スイカでした。
ヘリコプターの操縦席に乗せてもらって、ママがパチリ。
2008年08月09日
みなと八朔まつり(6) 釈迦町の山車
山車に乗って「オッシャイばやし」を囃しているのは芸者さんなのか気にかかるところです。
その解明の手がかりになるのが山車のまわりにたくさん掲げられている提灯で、「ひろみ」「小夜子」「釈小頭」「若連親睦会」「竹友会」などと書かれた提灯の中に「磯節保存会」の提灯が多くの山車にかかっています。
茨城の貴重な民謡を歌う「磯節保存会」のみなさんが「オッシャイばやし」「屋台ばやし」を囃しているものと思われます。
どの町の山車にも趣向を凝らした彫刻が施されています。
釈迦町の山車の裏舞台(この中で男性が笛と鉦を奏でています)の彫刻は波頭、鯉の滝登り、梅にウグイス、丹頂鶴などが描かれている見事なものです。
通りで山車が対向したとき、どこかの祭りでは山車のぶつけ合いを行う祭りもありますが、みなと八朔祭りでは友好的です。
「七丁目のみなさんこんばんわ」などとお互いの山車に向かって囃しかけ「オッシャイ」でお互いにエールを交換します。
2度3度と波状的に繰り返される「オッシャイ」はそのエネルギーを競う意味もあるかもしれません
釈迦町では小さな子どもたちまで「オッシャイ」に参加し楽しんでいました。
つぶされないよう役員が保護しています。
その解明の手がかりになるのが山車のまわりにたくさん掲げられている提灯で、「ひろみ」「小夜子」「釈小頭」「若連親睦会」「竹友会」などと書かれた提灯の中に「磯節保存会」の提灯が多くの山車にかかっています。
茨城の貴重な民謡を歌う「磯節保存会」のみなさんが「オッシャイばやし」「屋台ばやし」を囃しているものと思われます。
どの町の山車にも趣向を凝らした彫刻が施されています。
釈迦町の山車の裏舞台(この中で男性が笛と鉦を奏でています)の彫刻は波頭、鯉の滝登り、梅にウグイス、丹頂鶴などが描かれている見事なものです。
通りで山車が対向したとき、どこかの祭りでは山車のぶつけ合いを行う祭りもありますが、みなと八朔祭りでは友好的です。
「七丁目のみなさんこんばんわ」などとお互いの山車に向かって囃しかけ「オッシャイ」でお互いにエールを交換します。
2度3度と波状的に繰り返される「オッシャイ」はそのエネルギーを競う意味もあるかもしれません
釈迦町では小さな子どもたちまで「オッシャイ」に参加し楽しんでいました。
つぶされないよう役員が保護しています。
2008年08月08日
2008年08月06日
2008年08月05日
みなと八朔まつり(2) 七丁目の山車
午後6時花火の合図とともに和田町に集まった山車役員のうち、全町の役員だけが先に大通りに出て行きます。続く山車の指揮を執るのは小頭か組頭。
小さな赤ちゃんもママに抱かれて、山車を曳きます。
坊主頭にそり込み、気合いを入れて山車を曳く坊や、2学期が始まる頃にはきれいに生えそろうかも。生えそろわなかったらママのいたずらがばれてしまう。
女衆の囃すのは「オッシャイ囃子」、その小太鼓のたたき方に特徴があります。
太鼓の奏法について知識は持ち合わせていませんが通常よく見かけるのは、バチを固く握りしめて、ドンドンと打つ打ち方ですがここではそうではありません。
特に左手の動き、鼓面を打ったのち手のひらが上に向くように斜め45度に立ててから、体の前で垂直にし、手の向きを返してその勢いで鼓面をうつ打ち方です。
この太鼓の打ち方を何というのかはわかりません、「芸者打ち」かな?
通常お祭りでは「勇壮」さが好まれますが、八朔まつりではあでやかさ、品の良さを表現するためにこのような打ち方になっているのでしょうか?
小さな赤ちゃんもママに抱かれて、山車を曳きます。
坊主頭にそり込み、気合いを入れて山車を曳く坊や、2学期が始まる頃にはきれいに生えそろうかも。生えそろわなかったらママのいたずらがばれてしまう。
女衆の囃すのは「オッシャイ囃子」、その小太鼓のたたき方に特徴があります。
太鼓の奏法について知識は持ち合わせていませんが通常よく見かけるのは、バチを固く握りしめて、ドンドンと打つ打ち方ですがここではそうではありません。
特に左手の動き、鼓面を打ったのち手のひらが上に向くように斜め45度に立ててから、体の前で垂直にし、手の向きを返してその勢いで鼓面をうつ打ち方です。
この太鼓の打ち方を何というのかはわかりません、「芸者打ち」かな?
通常お祭りでは「勇壮」さが好まれますが、八朔まつりではあでやかさ、品の良さを表現するためにこのような打ち方になっているのでしょうか?
2008年08月04日
みなと八朔まつり(1) 和田町の山車
2008年8月3日(日)午後6時から祭礼行列を撮影しました。
午後6時花火の合図とともに和田町に集まった山車がゆっくりと出発します。
山車を曳くのは町内の幼児から若者、赤ちゃんを負ぶったママさんまで全員参加、人手が不足する町は友人知人親戚の手をかりて山車を運行します。
そのためか、山車の動きはゆっくりしたものです。
さらに華やかに着飾った女衆が艶っぽく囃したてます。囃し人1人、大太鼓1人,小太鼓3人,三味線2人、交代要員が表舞台に,横笛1人,鉦1人は舞台裏で囃します。
「よーいやさー」という合いの手が艶っぽく響き、穏やかで華やかなお祭りです。
山車の側面には前輪を差動させるハンドルがついていて方向転換が自由に行える工夫により、子ども幼児が参加しても楽しく曳けるようになっています。
午後6時花火の合図とともに和田町に集まった山車がゆっくりと出発します。
山車を曳くのは町内の幼児から若者、赤ちゃんを負ぶったママさんまで全員参加、人手が不足する町は友人知人親戚の手をかりて山車を運行します。
そのためか、山車の動きはゆっくりしたものです。
さらに華やかに着飾った女衆が艶っぽく囃したてます。囃し人1人、大太鼓1人,小太鼓3人,三味線2人、交代要員が表舞台に,横笛1人,鉦1人は舞台裏で囃します。
「よーいやさー」という合いの手が艶っぽく響き、穏やかで華やかなお祭りです。
山車の側面には前輪を差動させるハンドルがついていて方向転換が自由に行える工夫により、子ども幼児が参加しても楽しく曳けるようになっています。
2008年08月02日
祭りだ、かつおだ、帰っといで!
那珂湊では8月2日から3日に「みなと八朔まつり」がにぎやかにおこなわれますが、これに合わせたように、今朝(6時15分)那珂湊漁港にかつお船の入港があり一本釣りしたかつおや、メジマグロ、ビンチョウマグロの水揚げと競りが行われました。
かつお船は静岡県相良町の第11福栄丸、漁場は房総南方(北緯33度、東経143度付近)昨日一本釣りしたばかりの新モノ7トン他を水揚げしました。
「那珂湊出身の人は一本釣りした新鮮なかつおが食べたくて祭りに帰ってきっぺよ」とは魚屋さんのお話。
正午にはもう1隻水揚げがありますので、祭りの合間に見学をどうぞ。ふるさとに帰って子どもたちに水揚げ風景をみせてやるのも、良い社会勉強になるかとおもいます。
(2008年8月2日取材)
仕入れた魚を行商してまわる魚屋さん、日立市内をまわるそうです。
かつお船は静岡県相良町の第11福栄丸、漁場は房総南方(北緯33度、東経143度付近)昨日一本釣りしたばかりの新モノ7トン他を水揚げしました。
「那珂湊出身の人は一本釣りした新鮮なかつおが食べたくて祭りに帰ってきっぺよ」とは魚屋さんのお話。
正午にはもう1隻水揚げがありますので、祭りの合間に見学をどうぞ。ふるさとに帰って子どもたちに水揚げ風景をみせてやるのも、良い社会勉強になるかとおもいます。
(2008年8月2日取材)
仕入れた魚を行商してまわる魚屋さん、日立市内をまわるそうです。
2008年08月01日
みなと八朔まつり 稚児・手古舞行列(2)
みなと八朔まつり 稚児・手古舞行列
行列の構成
先導車1台、役員2人、小頭:旗持ち一人、拍子木1人、金棒持ち2人、手古舞(女性5人、高校生2人、小学生6人?、幼児6人?)、稚児10人、役員10人、救護車1台。
行列の前後に交通整理役員4人。お囃子と町内への案内は先導車より流す。
手古舞は長襦袢を右肌ぬぎ、 伊勢袴・手甲・脚絆・足袋・わらじを着けた装束で、花笠を背に、鉄棒(アルミ製ではない。8月3日に現地で手に持ってみたら案外重い物であった。)を突き、 芸名を書いた提灯を持っています。前の女性は金棒で調子をとりながら歩いていきます。
以前は那珂湊の芸者や17,8歳の娘が勢揃いしたが、最近は少子化のため4歳の幼児まで行列しなければ人数が揃わないそうです。
それにしても、小学生以下が那珂湊市中を夕方まで歩くというのはかわいそうなことです。
稚児・手古舞行列の意味
お祭りでは山車の先導役として手古舞や金棒持ち(烏山山あげ祭りや日立水木のささらなど)がその役につきましたが、今日は山車がありません、手古舞行列だけです。
これは推測するに、電話もテレビもないずっと古い時代に「明日からお祭りだよ、みんな見に来てね」とふれ歩く意味があったのではないでしょうか。
行列の役員にきいてもわからない、「何せ50年ぶりの当番町だから」
行列の構成
先導車1台、役員2人、小頭:旗持ち一人、拍子木1人、金棒持ち2人、手古舞(女性5人、高校生2人、小学生6人?、幼児6人?)、稚児10人、役員10人、救護車1台。
行列の前後に交通整理役員4人。お囃子と町内への案内は先導車より流す。
手古舞は長襦袢を右肌ぬぎ、 伊勢袴・手甲・脚絆・足袋・わらじを着けた装束で、花笠を背に、鉄棒(アルミ製ではない。8月3日に現地で手に持ってみたら案外重い物であった。)を突き、 芸名を書いた提灯を持っています。前の女性は金棒で調子をとりながら歩いていきます。
以前は那珂湊の芸者や17,8歳の娘が勢揃いしたが、最近は少子化のため4歳の幼児まで行列しなければ人数が揃わないそうです。
それにしても、小学生以下が那珂湊市中を夕方まで歩くというのはかわいそうなことです。
稚児・手古舞行列の意味
お祭りでは山車の先導役として手古舞や金棒持ち(烏山山あげ祭りや日立水木のささらなど)がその役につきましたが、今日は山車がありません、手古舞行列だけです。
これは推測するに、電話もテレビもないずっと古い時代に「明日からお祭りだよ、みんな見に来てね」とふれ歩く意味があったのではないでしょうか。
行列の役員にきいてもわからない、「何せ50年ぶりの当番町だから」