日立さくらまつり(7)日立風流物・風流花咲爺

2010年04月12日

日立さくらまつり(7)日立風流物・風流花咲爺

日立さくらまつり(7)日立風流物・風流花咲爺
◆開催日:[2010]平成22年4月1日(木)から20日(火)
        風流物公開4月3日(土)から4日(日)
◆場所:日立駅前平和通り

子どもたちの楽しみ・花咲かじいさん
 裏山での演目は子どもたちへのサービスとして、日本昔話から「風流花咲爺」が演じられ、降ってくる大判小判や瓦を拾い集める子どもたちの歓声が上がりました。

日立風流物
(国指定重要有形民俗文化財・国指定重要無形民俗文化財)
(ユネスコ無形文化遺産保護条約記載)

 日立風流物は、昔は宮田風流物といわれ、その起源は定かではありませんが、元禄8年(1695)徳川光圀公の命により、神峰神社が宮田、助川、会瀬3村の鎮守になったときに、氏子たちが造った山車を祭礼に繰り出したのが始まりだといわれています。
 この山車に人形芝居を組み合わせるようになったのは、享保年間(1716〜1735)からだと伝えられています。

開き
 人形で物語を演じるには少なくとも、一段で2〜3体の人形を投じるため広い間口が必要になりますが、昔の道幅では取り回しができないので、そこで、日立風流物を特徴づける「開き」と呼ばれる舞台の折りたたみが考案されました。
 村人の好評を博した人形芝居は、さらに場面を増やす方向に氏子を駆り立て、横への広がりは限界があるため、立体高層化し、大正時代までに現在見られる5層まで進化し、全国有数の大型山車に進化しました。

早返り
 日立日立風流物に使われる人形は独特な構造になっています。
「早返り」という動作を行なうため、一体の人形の上下に首をつけ、武士の衣装と姫の衣装をあらかじめ着せておき、どんでん返しを行ない、一体の人形を二体として使用することで、物語の場面が倍になり、楽しみも倍になる仕掛けが隠されています。

回転
 山車の大型化にともない、山車の裏側にも人形を載せ演技したいけれども、大勢の観客を移動させるわけにはいかないので、ならば「山車を回してしまえ」という大胆な発想のもとに、山車の回転という仕掛けが開発されました。
 山車の土台を上下二層化し、山綱でバランスを保ちながら、上の山だけを大勢の氏子の力で180度回転させます。
裏山の中空舞台を下ろして支えれば準備完了。失敗は許されない大技です。
日立さくら祭り(6)北町風流物裏山日立さくら祭り(6)北町風流物裏山






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