新造船

2009年04月27日

常陸大津の御船祭海上渡御(1)新造船

常陸大津の御船祭海上渡御(1)新造船
5年に一度甦る 陸で行う船出祭
木造船に神輿を乗せて大津町の道路を引き回す全国唯一のお祭りです。

4月26日(日) 海上渡卸(かいじょうとぎょ)
          午前9時〜 開催場所/大津漁港内

(以下の記事は2006-10-01撮影データによるものです。)
祭事船の新造
 御船祭の祭事船は専用の木造船がなく、その都度木造の漁船を借り上げ飾り付け「御船」として使ってきましたが、近年漁船はほとんどFRP船が主流となり、次回御船祭の際に木造船を借り上げできる目途がありませんでした。
 
 また終戦後の木造船全盛期には大津港の船大工は40人ほどいましたが、現代ではその技術をもった人は3人の高齢者だけとなり後継者もいないので、木造船が必要になったとき新たに作れるかどうか危惧されました。

 そこで祭事専用の木造船を作る最後のチャンスとして平成18年9月3日造船所の地鎮祭を行い、3人の船大工の協力のもと新造船の製作がはじまりました。
 
 船の大きさは前兆5メートル、幅3メートル、重さ約7トン。
船腹の曲線にそって板を曲げるには専用の万力で締めあげながら、油を塗った板をバーナーで焼いて柔らかくしてさらに万力でカシメていきます。
大津港船新造06-10-01大津港船新造06-10-01






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cjs0188 at 10:12|PermalinkComments(1)
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