恵比寿(鯛釣り)の舞

2010年04月27日

上山川諏訪神社太太神楽(6)恵比寿(鯛釣り)の舞

上山川諏訪神社太太神楽(6)恵比寿(鯛釣り)の舞
日時:[2010]平成22年4月3日(土)午後1時〜4時
場所:上山川諏訪神社(結城市上山川160番地)
文化財:茨城県無形民俗文化財
問合:0296−35−6007(上山川諏訪神社)

 茨城県西地域では、江戸時代中期から昭和30年代にかけて、多くの神社で神楽が演じられてきた歴史があり、現在でも地域の人たちの楽しみとして「十二座神楽」が継承されています。
  上山川諏訪神社では毎年4月3日、五穀豊穣を祈る「神武祭」のおり、「諏訪神社太太神楽保存会」の皆さんにより、太太神楽が奉納されています。
 
 境内には露店が並び、骨董市、なつかしの発動機展示なども行なわれ、地域のみなさんが伝統芸能を楽しんでいる様子が伺われました。

 保存会では結城市内のほかの神社7社に出向く「神楽の出張奉納」という珍しい形をとり、神楽の伝承に努めています。
太鼓を叩いているのは中学1年生の少年、その少年のおじいちゃんが横笛を吹いています。
このように地域の人たちの努力によって、神楽が伝承されています。

(6)恵比寿(鯛釣り)の舞
「恵比寿(鯛釣り)の舞」はどの地域の神楽においても共通して演じられる演目ですが、その形態は様々です。
千葉県北部の神楽では鯛釣りのご褒美に生きのいい鯛をプレゼントしてくれたり、利根川下流地域の神楽では生きた鯉をくれるところもあります。

 上山川諏訪神社太太神楽では紅白のお餅を餌に、観客がお祝儀として差し出すお札や酒一升を釣り上げるなど、地域のみんなが参加して楽しめる演目です。
中には気前良く1万円札を差し出す人もいるから驚きです。

 鯛釣りの後に大量の餅やお菓子がまかれ、これをねらって子どもたちが集まり、ワイワイガヤガヤ、農家のおばさんは畑から直行し、最初から捕球体勢に入り、地べたに陣取っていました。
結城上山川太々神楽恵比寿(鯛釣り)の舞結城上山川太々神楽恵比寿(鯛釣り)の舞






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