干しいも(ほしいも)

2008年12月21日

干しいも(ほしいも)作りが盛ん

 冬晴れの青い空にカラカラの冷たい風が吹くほど、おいしい干しいもができるそうです。
ひたちなか市や東海村の道路沿いには日本一のブランド「干しいも」「干しいも生産直売」のノボリが風にはためいています。
 その一つの農家では朝3:00頃から芋を蒸かす作業に入り、6:30頃にはパートさんが出勤し皮むき作業、スライス、すだれに並べて干す作業を行います。
「うちでは白い帽子と作業着を着ているんだよ」といわれてみると「ほしいも三ツ星生産者」の表彰状がかけられ、安全な食品作りの取り組みが為されています。


■ほしいも生産三ツ星運動
 この運動は,質の良いほしいもを作る『消費者に喜んで食べてもらえるモノづくり』と「茨城ほしいも対策協議会」が推進する『食に対する安全・安心志向』に応える取り組みです。
1 原料いもの良品生産のために
農薬取締法に基づく農薬の適正使用
生産履歴の記帳
土づくりの推進
  これらの徹底を図るため,生産開始前に研修会を開催するほか,生産農家が記帳した生産履歴のチェックを行っています。
▲生産履歴
2 安全・安心のための衛生加工について
帽子と専用作業着の着用及び加工施設の整備,改善指導を行っています。
(ひたちなか市のHPよりコピペしました、すみません。)

 気になることは、甘い干しいもが生産される影で、働いている人のほとんどが高齢者、おばあさん、おじいさんであること。
サツマイモ選別機の前で機械にサツマイモを投入していたおじいさんは腰痛が持病になってしまっっとか。
袋にいっぱいのサツマイモは重さ20キロ以上、これを抱えて機械に投入、選別されたサツマイモをコンテナに入れ、蒸し釜まで運ぶ、コンテナも20キロ以上の重さ。
このような作業が12月から2月末まで繰り返されるわけで、腰を痛めて去年は東京の気功治療院に1年間通ったそうです。

 常陸秋そばの生産現場でも高齢化が進み将来が心配であるのと同様、重労働と低収益のため後継者が育たない、後5年10年もしない内に「干しいもブランド」を支える人がいなくなることが危惧されます。
 我が社のような零細設計事務所も同じですが、生産現場、製造に直接携わる人々が安心して働き、生活をし親の後を継ぐことができるような社会の仕組みを作ってほしいものです。 
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cjs0188 at 06:56|PermalinkComments(0)
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