2014年12月25日

●請戸の田植踊〜相馬流山

●元気になろう!浜通りの民俗芸能
開催日:平成26年12月23日火(天皇誕生日)午後1:00〜4:00
会場 :福島県新地町農村環境改善センター大集会室
主催 :一般財団法人 國學院大學院友会
    平成26年度東日本大震災被災地支援事業
解説 :民俗芸能学会福島調査団長 懸田弘訓先生

●請戸の田植踊
福島県双葉郡浪江町
(請戸芸能保存会)
漁港として知られる浪江町請戸地区の田植踊は、福島県内で最も芸能化が進み洗練された踊りです。苕野(くさの)神社の安波祭(あんばさま)で、花笠を被った小中学生の早乙女(さおとめ)が大船主の家々を回り、また、神社では豊漁・海上安全・豊作を祈って田植踊や神楽が奉納されてきました。

福島県内には田植え踊りが250ヶ所に伝承されており、浜通り地方には170ヶ所も保存されているうち、もっとも華やかな踊りです。
会津地方から伝えられ300年の伝統があります。
演目は4曲
「相馬流れ山」・北の相馬地方から伝承
「田植え踊り」・会津地方から当初伝承さた曲かな(調査中)
「大漁節」・・・南のいわき地方から伝承
「伊勢音頭」・・伊勢神宮遷宮時の木遣り歌
大太鼓1が3拍子のリズムを奏し、謡いに合わせて子供たちが踊ります。
古くは成年男子が女装して踊りましたが、現在は幼児〜高校生が参加しています。

 東日本大震災の津波により、請戸地区はすべて流され壊滅的被害を被り、多くの犠牲者を出し、福島原発事故により町民21,000人全員が避難を余儀なくされ、全国散り散りとなりました。
困難な状況にもかかわらず「300年の伝統を絶やしてはいけない、何もしないではいられない」という思いから、被災前2月の安波祭で踊った子どもたちを集め、練習し、みごと復活し、全国に呼ばれて踊りを披露しています。
平成23年8月いわき市アクアマリンふくしまで復活公演
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平成24年7月東京明治神宮〜明治天皇百年祭
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平成25年5月島根県出雲大社〜出雲大社鎮座祭
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平成26年4月東京明治神宮〜昭憲皇太后百年祭
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平成26年12月元気になろう!浜通りの民俗芸能
(30回目の公演)

●請戸の田植踊〜相馬流山
1曲目・入場の踊り
才蔵を先頭に踊りながら、早乙女が左から前列に、漁師役が右から入場して後列に並び手踊りを披露します。
戸の田植踊り相馬流山戸の田植踊り相馬流山






戸の田植踊り相馬流山戸の田植踊り相馬流山







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cjs0188 at 18:46│Comments(0) 福島県浪江町のお祭り・イベント 

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