2009年04月30日
常陸大津の御船祭海上渡卸(4)方向転換
常陸大津の御船祭 海上渡卸(かいじょうとぎょ)(4)
開催日:平成21年4月26日(日)9時〜16時
開催場所:漁業歴史資料館よう・そろー〜大津漁港内
5月2日〜3日に行われる「常陸大津の御船祭」に使う祭事船を漁業歴史資料館「よう・そろー」から曳き出し、大津漁港内の船曳き場まで曳航する海上渡御が行われました。
その手順は
1.台車に載せられ保存されていた祭事船を台車ごとレールにそって押し出す。
2.2年余り保存されていた間に木が乾燥し隙間ができたので、水漏れヵ所に杉の皮を打ち込み塞ぐ。
3.50トンラフタークレーンで吊り上げて、駐車場に仮置きする。
4.50トンクレーンを道路に近い位置に移動
5.駐車場に仮置きした祭事船を吊り上げて、道路に降ろす。
6.クレーンで岸壁まで曳く。
7.岸壁で方向転換をする。
8.クレーンで吊って、海上に降ろす。
岸壁に対して直角に曳いてきた祭事船を、岸壁に横着けするためにはどうすればよいか。
クレーン車は自由にハンドルをきって横向きになりますが、曳いている祭事船にはエンジンもハンドルもなく曲げようがありません。
そこでとられるのがマクラを使う方法です。
カーブを描くようにソロバンを敷き、カーブの外側を高くします。
ソロバンの下にもう一台ソロバンを敷きその高低差で船の針路を曲げる方法がとられます。
文字で書けばこれだけ。
この難攻苦行の力技を現地で見ることをおすすめします。
4月26日の祭事船の移動にはクレーン車で曳く方法をとりましたが、お祭り本番では全て人力で大騒ぎしながら曳きます。その様が見ものです。








開催日:平成21年4月26日(日)9時〜16時
開催場所:漁業歴史資料館よう・そろー〜大津漁港内
5月2日〜3日に行われる「常陸大津の御船祭」に使う祭事船を漁業歴史資料館「よう・そろー」から曳き出し、大津漁港内の船曳き場まで曳航する海上渡御が行われました。
その手順は
1.台車に載せられ保存されていた祭事船を台車ごとレールにそって押し出す。
2.2年余り保存されていた間に木が乾燥し隙間ができたので、水漏れヵ所に杉の皮を打ち込み塞ぐ。
3.50トンラフタークレーンで吊り上げて、駐車場に仮置きする。
4.50トンクレーンを道路に近い位置に移動
5.駐車場に仮置きした祭事船を吊り上げて、道路に降ろす。
6.クレーンで岸壁まで曳く。
7.岸壁で方向転換をする。
8.クレーンで吊って、海上に降ろす。
岸壁に対して直角に曳いてきた祭事船を、岸壁に横着けするためにはどうすればよいか。
クレーン車は自由にハンドルをきって横向きになりますが、曳いている祭事船にはエンジンもハンドルもなく曲げようがありません。
そこでとられるのがマクラを使う方法です。
カーブを描くようにソロバンを敷き、カーブの外側を高くします。
ソロバンの下にもう一台ソロバンを敷きその高低差で船の針路を曲げる方法がとられます。
文字で書けばこれだけ。
この難攻苦行の力技を現地で見ることをおすすめします。
4月26日の祭事船の移動にはクレーン車で曳く方法をとりましたが、お祭り本番では全て人力で大騒ぎしながら曳きます。その様が見ものです。







