2008年10月14日

ひたち秋祭り(3)川西大念仏剣舞

「第18回ひたち秋祭り〜郷土芸能大祭」
開催日:平成20年10月11日(土)〜12日(日)
会場 :日立市シビックセンター
    日立新都市広場[野外特設大ステージ]
10月12日(日)昼の部11:00〜13:30を取材しました。
(45分前着で前の席に座れました。
夜の部は昼の部が終わった直後から席取りがはじまっていたので混みそうです。)

川西大念仏剣舞:岩手県奥州市川西大念仏剣舞保存会
(奥州市は、水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村の5市町村が合併し、平成18年2月20日に誕生、平泉町と隣接する。)

「川西剣舞(けんばい)」は「川西念仏剣舞」とも呼ばれ, 前九年の役・後三年の役で亡くなった武士の霊を慰めるために, 藤原清衡が作らせたのが起こりとされています。
 阿吽の面をつけ 刀を持った踊り手が念仏にあわせて踊り 念仏により亡霊たちを成仏させる意識が強く, 国の無形民俗文化財に指定されています。

 古来、8月24日地区の初盆の家を回って先祖供養の舞を踊ってきましたが、近年は中尊寺で行われる無縁仏を供養する 施餓鬼会(せがきえ)などでも踊られているということでした。

十二ほどある演目のうち「ろくにいかも」(?)と「おっこみ(押込)」が披露されました。
「ろくにいかも」(?)
 お釈迦様のお猿に由来する踊りで、極楽にまでいった亡霊が現世に戻り大暴れするが、一匹の猿が調子よく踊りを舞いながら、亡霊を浄土に導き成仏させたという物語が踊りで表現されています。
 「頭振り3年、足さばき5年」といわれるほど難しい踊りですが、今回は全員中学生(内女子二人)が踊りました。

「おっこみ(押込)」
亡魂の中でも最も強い忍者で、刀を収めさせられても、なお素手で荒れ狂う踊りです。
亡霊のくせに美人が好きで、美人の観客の中に飛び込むかもしれません。

いずれも、無病息災、合格祈願などの祈念する意味があります。
(以上アナウンスをメモ書きしたので、不正確です。)

「頭振り3年」と言われるように、頭を「コクッ、コクッ、カクッ、カクッ」と振る動作が特徴的です。
また、6人がお互いの刀の先を持って輪になって踊りながら、デングリ返しのような、輪くぐりのような動作をしますが、足元が見えないまま後ろに下がりながら、刀を飛び越える所作は見事なものでした。
これが「足さばき5年」といわれる所以なのかと感心しました。

ひたち秋祭り(6)川西大念仏剣舞ひたち秋祭り(6)川西大念仏剣舞







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cjs0188 at 17:51│Comments(0) お祭り | 日立市のお祭り・イベント

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